Jリーグ 柏レイソル

オランダ1部移籍の中山雄太、8年間過ごした柏レイソルへ感謝の言葉残す

 柏レイソルは16日午前、エールディビジ(オランダ1部)のPECズヴォレに完全移籍することが決定したDF中山雄太のコメントを掲載している。

 柏レイソルの下部組織出身である中山雄太は2015シーズンにトップチームに昇格すると翌2016シーズンから着実に出場機会を増やしている。一昨季はDF中谷進之介とともにJ1リーグ屈指の若手センターバックとして注目を集めると、Jリーグアウォーズでベストヤングプレーヤー賞を受賞。

 そして今季は負傷に泣かされたものの、センターバックのみならず中盤センターで先発出場することも多く、プレーの幅を広げていた。

 海外挑戦を決断した中山は「このたび、PECズヴォレに移籍することになりました。まずはこの移籍を決めるにあたり、たくさんの方々の関わりに感謝申し上げます。2018年シーズンは不甲斐ない結果で終わり、申し訳ありませんでした。2019年シーズン柏レイソルの昇格・タイトル獲得を心から願っております」

 「柏レイソルへ、8年間ありがとうございました。小さい頃からの夢である「海外での活躍」というスタートラインに立たせていただき、ありがとうございます。中学3年生から指導いただき、サッカー選手としても、1人の人間としても成長させていただきました」

 「自分にとって何事にも『成長』という意識は、柏レイソルに入ってより強くさせていただいたものだと思います。そして、このタイミングが自分の更なる成長を得られる時だと思い、移籍を決断しました。自分の決断がこの先の人生で良かったと自負し続けられ、移籍を送り出してくれた方々にも誇りに思っていただけるように日々精進して行きたいと思います」

 「サポーターのみなさま、本当にありがとうございました。アカデミーの頃、初めてサポーターの声援を聞いた時に鳥肌が立ったことを今でも忘れません。そして、プロになり自分自身がピッチでプレーしてその声援を聞いた時には、この上なく最高なものだと思いました」

 「苦しい時でも熱さを増す声援を送り続けてもらい、みなさんと分かち合った勝利の喜びは自分にとって人生の財産となりました。その財産をこれからも胸にこれからを歩み続けて行きたいと思います。柏レイソルに関わる全ての方へ、本当にありがとうございました」と感謝の言葉を残した。