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Cロナウド退団により得点力不足が… レアル、セリエA屈指の点取り屋獲得へ本腰

 レアル・マドリードはどうやらローマのFWエディン・ジェコ獲得に向けて本格的な動きを見せているようだ。現地時間18日、スペイン紙『アス』がこれを伝えている。

 10月末のエル・クラシコでの大敗劇やそれまでの戦いぶりを判断してマドリード首脳陣はフレン・ロペテギ監督を解任し、下部組織を率いていたサンティアゴ・ソラーリの内部昇格を決断すると、以降公式戦で4戦全勝とチームは復調気配を見せている。

 そのソラーリ暫定監督は先週、正式に指揮官として2021年夏までの契約を締結するなど、チームを取り巻く状況は好転しつつあるものの、依然としてポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの今夏ユベントス移籍による決定力不足という問題を抱えている。

 マドリードは当初、マンチェスター・シティのイングランド代表FWラヒーム・スターリングをトップターゲットに掲げていたものの、シティ首脳陣が先日2023年までの契約延長を行ったことにより獲得の可能性は消滅。そこで新たに獲得候補にあがっている選手がセリエA屈指の点取り屋であるジェコだ。

 マドリードのスカウト陣は日本時間19日未明に行われている国際親善試合・スペイン代表対ボスニア・ヘルツェゴビナ代表の一戦を視察しているものとみられ、先発出場している同選手のパフォーマンスをチェックしているようだ。

 なおローマは今年1月にチェルシーからのジェコ獲得オファーを拒否しているものの、契約延長の交渉において年俸面でクラブ側と選手側に開きがあるため、ローマを離れる可能性が残されているようだ。