セリエA ミラン

野戦病院状態のミラン、ケーヒルに続きチェルシーから獲得候補が…

 負傷者が続出しているミランはやはり今冬の移籍市場でチェルシーのMFセスク・ファブレガス獲得に向かう可能性があるようだ。現地時間18日、イタリアメディア『Calciomercato.com』がこれを伝えている。

 ミランは現在、最終ラインを中心に各ポジションで複数の主力が負傷による長期離脱を強いられている状況となっている。中盤や前線ではMFルーカス・ビリアがふくらはぎの手術により約4ヵ月の離脱を強いられるほか、MFジャコモ・ボナベントゥーラも以前から問題を抱えている膝を手術することから約5ヵ月間にわたりピッチに立つことができない。

 そのため最終ラインのみならず中盤でも新戦力獲得が必至となっているミラン首脳陣は再びセスク・ファブレガスをターゲットに掲げている模様。

 同選手はマウリツィオ・サッリ体制のもと、今季ここまで公式戦9試合、リーグ戦3試合の出場にとどまっており、周囲では出場機会の少なさに不満を抱いているという噂が取りざたされている。

 またセスク・ファブレガスは現在の年俸が800万ユーロ(約10億円)と高額であることから、チェルシーも放出に応じる可能性があるようだ。

 今週末に控えているセリエA第13節・ラツィオ戦で起用可能な主力級のセンターバックがコロンビア代表DFクリスティアン・サパタのみとなるなど、選手層で緊急事態にあるミランは、今冬の移籍市場で大きな動きを見せることだろう。