代表チーム ワールドカップ

あのW杯優勝経験国が圏外!? 最新FIFAランキング・ベスト10の顔ぶれは?

現地時間25日に最新のFIFAランキングは発表され、日本代表が50位にランクアップしている。今回はそのFIFAランキングのベスト10を紹介するが、過去のワールドカップで上位の成績を収めている強豪国が圏外となっているようだ。


10位:デンマーク

ワールドカップ・ロシア大会での成績:ベスト16

主な選手
・カスパー・シュマイケル(レスター・シティ)
・クリスティアン・エリクセン(トッテナム・ホットスパー)
・カスパー・ドルベリ(アヤックス)

ロシアW杯ではクロアチア戦でのPK戦でシュマイケルが好セーブを連発するなど好勝負を演じていたデンマークではあるものの、UEFAネーションズリーグではリーグBでウェールズやアイルランドといったロシアW杯不出場国と対戦している。


9位:スペイン

ワールドカップ・ロシア大会での成績:ベスト16

主な選手
・セルヒオ・ラモス(レアル・マドリード)
・セルヒオ・ブスケツ(バルセロナ)
・ダビド・デ・ヘア(マンチェスター・ユナイテッド)

ロシアW杯で16強止まりに終わったスペインは、アンドレス・イニエスタが代表引退を表明し、これまでのポゼッションスタイルからの転換を図る動きが見られている。また新指揮官にはかつてバルセロナでチャンピオンズリーグ(CL)のタイトルを手中に収めたルイス・エンリケが就任している。


8位:スイス

ワールドカップ・ロシア大会での成績:ベスト16

主な選手
・ジェルダン・シャチリ(リバプール)
・グラニト・ジャカ(アーセナル)
・ロマン・ビュルキ(ボルシア・ドルトムント)

ロシアW杯直前の強化試合で日本代表に勝利しているスイスは、各ポジションにビッグクラブでプレーする選手を揃えており、実績や経験で強豪国とはひけを取らない。ただUEFAネーションズリーグではベルギーの後塵を拝す形となっている。


7位:ポルトガル

ワールドカップ・ロシア大会での成績:ベスト16

主な選手
・クリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)
・アンドレ・シウバ(セビージャ)
・ペペ(ベシクタシュ)

ロシアの地では不完全燃焼に終わったポルトガルは、クリスティアーノ・ロナウドがユベントスのトレーニングに集中するため9、10月の代表ウィークは欠場している。今夏にセビージャへレンタルで加入したアンドレ・シウバがロナウド不在の穴を埋めている状況だ。


6位:ウルグアイ

ワールドカップ・ロシア大会での成績:ベスト8

主な選手
・ルイス・スアレス(バルセロナ)
・エディンソン・カバーニ(パリ・サンジェルマン)
・ディエゴ・ゴディン(アトレティコ・マドリード)

W杯ベスト8と実力を発揮したウルグアイは、中盤センターでアーセナルのMFルーカス・トレイラやユベントスのMFロドリゴ・ベンタンクールなど将来が楽しみな逸材が多い。ただそのウルグアイは10月の国際親善試合で日本代表との撃ち合いに屈している。


5位:イングランド

ワールドカップ・ロシア大会での成績:4位

主な選手
・ハリー・ケイン(トッテナム・ホットスパー)
・ラヒーム・スターリング(マンチェスター・シティ)
・カイル・ウォーカー(マンチェスター・シティ)

ガレス・サウスゲート監督のもと、28年ぶりにW杯ベスト4入りを果たしたイングランドだが、戦術面でマンチェスター・シティ率いるジョゼップ・グアルディオラ監督の影響を受けていることが話題になっていた。またサウスゲート監督との契約は2022年のカタールW杯後まで延長されている。


4位:クロアチア

ワールドカップ・ロシア大会での成績:準優勝

主な選手
・ルカ・モドリッチ(レアル・マドリード)
・イバン・ラキティッチ(バルセロナ)
・シメ・ブルサリコ(インテル)

W杯で史上最高成績となる準優勝という快挙を成し遂げたクロアチアは、モドリッチがFIFA最優秀選手賞・UEFA最優秀選手賞を両方獲得している。ただUEFAネーションズリーグではスペイン、イングランド相手に苦戦を強いられている。


3位:ブラジル

ワールドカップ・ロシア大会での成績:ベスト8

主な選手
・ネイマール(パリ・サンジェルマン)
・フィリペ・コウチーニョ(バルセロナ)
・アリソン・ベッカー(リバプール)

ロシアW杯で優勝候補と謳われていたもののベスト8止まりに終わったブラジル代表は、すでに目標を自国開催のコパ・アメリカ2019に切り替えている。ロシアW杯以降の国際親善試合はUEFAネーションズリーグ開催の関係もあり、南米勢同士の対戦が多くなっているものの、ミランへの移籍がほぼ決定したMFルーカス・パケタをはじめとした有望株も頭角を現している。


2位:フランス

ワールドカップ・ロシア大会での成績:優勝

主な選手
・キリアン・ムバッペ(パリ・サンジェルマン)
・アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリード)
・ポール・ポグバ(マンチェスター・ユナイテッド)

1998年の自国開催以来となる2度目のW杯優勝を果たしたフランスは、ムバッペが将来のバロンドール受賞候補者と謳われるなど、将来有望な若手が多い。UEFAネーションズリーグでもドイツ相手に3得点で快勝するなど、今でもその勢いは続いている。


1位:ベルギー

ワールドカップ・ロシア大会での成績:3位

主な選手
・ロメル・ルカク(マンチェスター・ユナイテッド)
・エデン・アザール(チェルシー)
・ケビン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ)

アザールやデ・ブライネ、メルテンスなど多くのタレントが揃っているベルギーは、ロシアW杯で史上最高成績を残すと、UEFAネーションズリーグでもスイスとアイスランドに地力の差を見せつけている。