代表チーム クロアチア代表

クロアチア代表、準優勝でメダル貰うもW杯初戦で追放のあの選手は?

 ミランのクロアチア代表FW二コラ・カリニッチはチームがワールドカップ・ロシア大会で準優勝したことによるメダルの受け取りを拒否したようだ。21日、イタリアメディア『トゥットメルカートウェブ』がこれを報じている。

 カリニッチはロシアW杯本大会登録メンバーに選出され、チームとともにロシアの地における大舞台に臨んだ。しかし現地時間6月16日に行われたグループステージ初戦のナイジェリア戦で後半終了間際に交代出場を告げられたものの、背中の張りを理由に出場を拒否し、ズラトコ・ダリッチ監督に怒りを買っていた。

 そしてこの出場拒否がチームへの造反行為に当たるとして代表追放が決定。結局カリニッチはピッチに立つことなく帰国を余儀なくされている。

 そのクロアチア代表は決勝トーナメントで3試合連続延長戦を制するなど快進撃を続け、見事ファイナリストとなった。これにより同国代表の選手たちは国際サッカー連盟(FIFA)からメダルを授与されているが、追放処分となったカリニッチにも授与される予定だった。

 しかし同選手は「メダルはありがたいが、僕はロシアでプレーしていない」と一言だけ述べ、メダルを受け取らない姿勢を鮮明にしたようだ。W杯初戦での途中出場拒否の真相を自らの口から語っていないカリニッチではあるが、本人にとって不本意な大会に終わったことは言うまでもなさそうだ。