リーグ・アン パリ・サンジェルマン

C・ロナウドのユーべ電撃移籍により、ネイマールが抱く期待感とは?

 パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールはどうやらポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドのユベントス加入によって再びセリエAが欧州最高峰のレベルとなることを期待しているようだ。21日、アメリカメディア『Fox Sports』がこれを報じている。

 昨季までレアル・マドリードに所属しており、前人未到のチャンピオンズリーグ(CL)3連覇に大きく貢献したクリスティアーノ・ロナウドの去就を巡っては、同選手の代理人を務めるジョルジュ・メンデス氏はバレンシアのDFジョアン・カンセロをユベントスへ移籍させた際に同選手の“売り込み”を行っていた。これにより、同氏を介する形で両クラブ間の交渉が一気に進展し、日本時間10日深夜に移籍金1億1200万ユーロ(約146億円)でユベントスへの電撃移籍が公式発表された。

 世界的スーパースターのイタリア入りは各方面で大きな話題を呼んでいるが、ネイマールもこのビッグディールに対して大きな期待感を膨らませているひとりであるようだ。同選手は「僕はクリスティアーノ・ロナウドがイタリアのフットボールに変化を与えると思う。彼は本当に素晴らしい選手だし、セリエAは僕が子供の頃に見ていたリーグの姿を再び取り戻すことだろう。彼はフットボールのレジェンドだ」とクリスティアーノ・ロナウドを絶賛。

 そしてネイマールは「僕は彼の決断に幸せを感じている。彼にとって非常に難しい決断だったと思うし、PSGとの試合以外での彼の成功を願っているよ」と続けて語り、クリスティアーノ・ロナウドを思いやるとともに、今後の成功を祈っている。

 1990年代から2000年代前半までの期間におけるセリエAは、世界最高峰のスターがこぞってプレーしていた。果たしてこのクリスティアーノ・ロナウドの電撃移籍を機にワールドクラスのスターが次々とイタリア行きを決断する時期はやって来るのだろうか。