ワールドカップ

露政府発表のW杯期間中に訪れた外国人観光客数はソチ五輪時の約2倍に

 ロシアのドミートリー・メドヴェージェフ首相は現地時間16日にワールドカップ・ロシア大会期間中に国内を訪れた観光客数を発表しているようだ。17日、スペイン紙『マルカ』がこれを伝えている。

 ロシアW杯は日本時間15日深夜に決勝が行われ、フランスがクロアチアを4-2で下して優勝を果たし閉幕した。そのロシアW杯はロシアの首都・モスクワやサンクトペテルブルクをはじめとする11の都市で開催され、計64試合が行われた。

 メドヴェージェフ首相はこのロシアW杯期間中に訪れた外国人観光客が300万人にものぼることを発表した上で「ロシアW杯での観光客数は2014年に開催されたソチ・オリンピック期間中の数字の約2倍である」と語ったようだ。なおこれだけ多くの観光客が訪れた要因としては、ロシア政府がW杯観戦を目的に訪れた外国人観光客にビザ申請を免除したことが要因として挙げられている。

 また同首相は数多くの外国人観光客がロシアW杯を目的に訪れたことが、今後世界中のロシアに対する印象がポジティブなものになると自信を示しているようだ。ロシアW杯を“成功”と捉えているロシア政府は、果たしてこの効果を今後どのような形で外交に利用するのだろうか。