プレミアリーグ リバプール

CL準決勝で暴行を受けたリバプールファン、約3ヶ月ぶりに意識回復

 今年4月に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝第1戦リバプール対ローマの試合前にローマサポーターの暴行を受け、危篤状態となった53歳男性の意識が回復した。15日、地元紙『リバプール・エコー』が報じている。

 CL準決勝第1戦の試合前に両クラブのサポーターがスタジアム前で衝突ローマサポーターによる暴行を受けたアイルランド人のリバプール・サポーターであるショーン・コックス氏が頭部に重傷を負って危篤状態に陥っていた。

 1ヶ月を経過しても意識は戻らず、5月末にリバプールのウォルトンセンター病院から地元アイルランドのボーモント病院に移送。事件はSNSで広く拡散され、世界中から慈善団体を通してショーン氏の医療費のために9万ユーロ(約1100万円)以上の寄付が集まっていた。

 約3ヶ月が経とうとしていた今月15日、家族の献身的なサポートと懸命の治療により意識が回復。ボーモント病院は「ショーン氏は意識を回復し、リハビリを受けている。回復は積極的に進行しているが、非常に遅いペースで進んでいる」と声明を発表した。