ワールドカップ 代表チーム

W杯優勝候補のブラジル代表、真のリーダーはネイマールではなく…?

 ワールドカップ・ロシア大会・グループリーグ最終節・ブラジル対セルビアの試合が日本時間27日に行われ、ブラジルが2-0で勝利しグループ首位での決勝トーナメント進出が決定した。ここまでのブラジル代表のパフォーマンスを踏まえて「同国の中心選手はパリ・サンジェルマンのFWネイマールではなくバルセロナのMFフィリペ・コウチーニョである」とスペイン紙『マルカ』が 27 日に報じた。

 ブラジルは予選 3 試合を終えて 2 勝 1 分けでグループ首位通過を決めたものの、当初期待されていたほどの圧倒的な強さを見せつけるまでには至っていない。エースのネイマールは 2 月に負った怪我の影響もあってかトップコンディションにはなっておらず、本来の輝きを輝きを取り戻せていない。

 そんなチーム状況の中で異彩を放っているのがコウチーニョだ。グループステージでの3試合を終えて 2 ゴール 1 アシストを記録。最終節のセルビア戦でもバルセロナのMFパウリーニョのゴールを見事な浮き球のスルーパスでアシストして見せた。また、パス成功率を見ても平均93パーセントとチームの攻撃の中心として機能していることがわかる。開幕前こそ同国の要注意人物はネイマールであるという見立てが強かったものの、真に警戒すべきはコウチーニョの方なのかもしれない。

 ブラジルは7月2日にベスト8をかけてメキシコと対戦する。今後も同選手のプレーに注目だ。