ワールドカップ

W杯優勝候補まで餌食に。グループステージでの“波乱”8選

ワールドカップ・ロシア大会で優勝候補と謳(うた)われてドイツが韓国にまさかの黒星を喫してから1日が経つものの、未だにそのショックはフットボールファンの間で残っているだろう。そこで今回はロシアW杯・グループステージで強豪国が勝ち点を落とした衝撃的な試合を一挙紹介する。


アイスランド対アルゼンチン

グループD

1-1

小国アイスランドからの勝ち点奪取が濃厚と思われていたアルゼンチンは、マンチェスター・シティのFWセルヒオ・アグエロが先制ゴールを挙げるも、すぐに同点に追いつかれる。そして後半にはバルセロナのFWリオネル・メッシがPKを外し、思わぬ形で2ポイントを落とした。


ドイツ対メキシコ

グループF

0-1

メキシコは今大会の優勝候補と謳われていたドイツ相手に前半35分、中盤でドイツのパスをカットしウェストハム・ユナイテッドのFWハビエル・エルナンデスがカウンターに持ち込むと、最後はPSVのFWイルビング・ロサノがゴールネットを揺らす。結局メキシコはこの1点を最後まで守り抜き、ドイツから3ポイントを奪った。


ブラジル対スイス

グループE

1-1

ブラジルはパリ・サンジェルマンのFWネイマールが本調子ではない中で先発出場を果たすと、何度もスイスゴールに迫る。そのブラジル代表は前半にバルセロナのMFフィリペ・コウチーニョがスーペルゴラッソでネットを揺らすも、後半開始早々にCKからホッフェンハイムのMFステファン・ツバーにヘディングシュートから得点を許し、ドロー発進となった。


コロンビア対日本

グループH

1-2

当初グループステージ敗退が濃厚と伝えられていた日本だったが、前半3分にエスパニョールのMFカルロス・サンチェスがボルシア・ドルトムントのMF香川真司のシュートをペナルティエリア内で手を使って止めたとして退場に。その後は数的優位を生かした日本が後半にブレーメンのFW大迫勇也のヘディングシュートにより勝ち越し、2-1で勝利を飾っている。


アルゼンチン対クロアチア

グループD

0-3

過去最高のメンバーと謳(うた)われていたクロアチア代表がアルゼンチンを撃破した。アイスランドにドローを喫したアルゼンチンだったが、チェルシーのGKウィルフレード・カバジェロが痛恨のミスを犯し、ゴールを許すなど90分通じて精彩を欠いた。


イラン対ポルトガル

グループB

1-1

引き分け以上でグループステージ突破が確定するポルトガルだったが、名将カルロス・ケイロスの前に苦戦を強いられる。ここまで2試合連続ゴールをマークしていたレアル・マドリードのFWクリスティアーノ・ロナウドはこの一戦でゴールネットを揺らすことはできず、ポルトガルは終盤において劣勢に立たされていた。


スペイン対モロッコ

グループB

2-2

ポルトガルと同様に引き分け以上でグループステージ突破が確定するスペインだったが、今大会課題としている守備面でまたもや綻びが見られた。81分に勝ち越し弾を許し、グループステージ敗退の可能性があったものの、90+1分にセルタのMFイアゴ・アスパスが同点ゴールを決め、辛うじてベスト16進出を果たしている。


韓国対ドイツ

グループF

2-0

グループステージ突破に向けて何が何でも勝利が欲しかったドイツだったが、後半終了間際まで無得点で試合が進むと、アディショナルタイムに2失点を喫し、敗戦。勝ち点3の最下位でまさかの惨敗を喫した。