ワールドカップ 代表チーム

盤石ブラジルがセルビアを破りグループ首位突破

 日本時間28日に行われたワールドカップロシア大会グループステージ第3節、グループEのセルビア代表対ブラジル代表の一戦は2-0でブラジルが勝利を収めた。

 引き分け以上で突破が決まるブラジルと、勝てば自力で決勝トーナメント進出を決められるセルビアが激突。両者ともに素早い攻撃を仕掛ける展開となる。

 試合序盤に猛攻を仕掛けたのはブラジル。ネイマールとガブリエウ・ジェズス、コウチーニョの3人を中心に少ないタッチ数のスピード豊かな攻撃でセルビアを脅かす。

 しかし試合は徐々にセルビアペースに。高さのミスマッチを活かした、クロスボールを多用する攻撃でアリソン・ベッカーに迫る。

 試合が膠着し始めた36分、ブラジルが試合を動かす。ピッチ中央でボールを受けたコウチーニョがセルビアディフェンスの裏へ浮き球のパス。それに反応したパウリーニョが飛び出してきたウラジミール・ストイコビッチよりも先にボールに触り、ゴールへと吸い込まれた。

 1-0で後半に入った試合は、セルビアが猛攻を仕掛ける展開に。アレクサンダル・コラロフとドゥシャン・タディッチ、アデム・リャイッチからのクロスから何度もシュートを放つもゴールには至らない。

 そんな中、次の得点を決めたのはまたもやブラジルだった。68分、左からのコーナーキックを得ると、ネイマールのキックをチアゴ・シウバが頭で合わせて追加点をゲットした。

 1点を目指すセルビアだったが試合はこのまま終了。ブラジルがグループ首位で決勝トーナメント進出を決めた。