アジア ワールドカップ

露で盛り上がり見せるW杯、16年後に史上初の東南アジア開催案浮上

 タイ、インドネシア、そしてベトナムの3か国が2034年のワールドカップ開催地に共催で立候補するかもしれない。17日、シンガポールメディア『THE STRAITS TIMES』が報じている。

 同メディアによると、マレーシアの国際サッカー連盟(FIFA)の委員が史上初となるアセアン諸国で“祭典”を開くことに興味を示している模様。この委員は現地時間16日に「2026年にアメリカ、メキシコ、カナダでW杯が行われるように、我々(東南アジア諸国)の構想は3,4か国で開催できるという点で強力なものだ」と語っているようだ。

 その一方でマレーシアでの開催についてはマレーシアサッカー協会(FAM)と同国政府の了承がある場合のみに限り、ゴーサインが出るものとみられる。なお東南アジアでのW杯構想に関しては、昨年7月にインドネシアサッカー協会の副会長が開催に意欲を見せたことにより持ち上がっている。

 現在ロシアで盛り上がりを見せているワールドカップであるが、すでに2026年のW杯開催地がアメリカ・カナダ・メキシコの北中米3か国での共同開催が正式決定するなど、次開催以降に関する話題も紙面上で賑わいを見せている。果たして史上初の東南アジアにおけるW杯開催に向けて前進することはあるのだろうか。