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マラドーナ、2026年W杯開催地の北中米3か国批判もその理由は?

 アルゼンチンで国民的英雄と謳(うた)われているディエゴ・マラドーナ氏は2026年のワールドカップがカナダ、アメリカ、メキシコの3か国で開催が決定したことに対し不満を抱いているようだ。15日、アメリカメディア『ESPN』がこれを伝えている。

 出場枠が48か国に拡大される2026年のW杯開催地を巡っては、モロッコの単独開催と北中米3か国での共同開催の2案が上がっていたものの、国際サッカー連盟(FIFA)は日本時間13日の総会において北中米3か国での開催を決定するとともに、アメリカで60試合、カナダとメキシコで10試合ずつ行うことを発表している。またこの決定により、メキシコでのW杯開催は最多の3回となるようだ。

 しかし、かつて1986年のメキシコ大会でアルゼンチン代表を優勝に導いたマラドーナ氏はこの決定について「私はこの決定を好んでいない。メキシコはW杯を開催する場所に値しない。メキシコはドイツやブラジルと対戦すると敗れるだろう」と痛烈批判。

 さらにアメリカとカナダについては「(フットボールに対する)情熱のない場所だ。カナダ人はスキーがうまく、アメリカ人は25分でのクオーター性を宣伝するだろう」と両国を揶揄するようなコメントを残している。

 これまでアルゼンチン代表で数多くの伝説を残し、現在でも自らの発言により代表チームをはじめとするフットボールの世界に多大な影響を与えているマラドーナ氏だが、この開催地決定に対する批判内容には今後開催国から何らかの反応があるかもしれない。