日本時間16日に行われたワールドカップロシア大会グループステージ、グループBのポルトガル代表対スペイン代表の一戦は3‐3の引き分けに終わった。
グループステージ屈指の好カードとなったこの試合、試合開始からポルトガルのエースであるクリスティアーノ・ロナウドが魅せる。左サイドからペナルティエリア内に仕掛けたところを、クラブではチームメイトのナチョが倒してPK獲得。これを自分でしっかり決めて4分にポルトガルが先制する。
しかしスペインも反撃。24分に前線へのロングボールに反応したジエゴ・コスタが、ペペとの競り合いに勝利してボールをキープ。強引に仕掛けて独力で突破しそのまま右足を振りぬいて、ゴールにねじ込んだ。
1‐1でこのまま前半が終了するかと思われた44分、またもC・ロナウドが得点。中央でボールを受けると左足一閃。世界最高のゴールキーパーのひとりであるダビド・デ・ヘアの正面に飛んだボールは、彼の手をかすめてゴールネットを揺らした。
ポルトガルリードで迎えた後半最初にゴールを決めたのはスペイン。55分にフリーキックを得ると、ダビド・シルバがファーサイドへボールを供給、このボールにセルヒオ・ブスケツが競り勝ち、折り返したボールを再びジエゴ・コスタが押し込んで同点に追いついた。
同点も束の間、58分にシルバとジョルディ・アルバ、イスコの3人で左サイドを崩し、マイナス方向への折り返しを送ると、前まで上がっていたナチョが右足で強烈なボレーシュートを突き刺し、ついに逆転に成功した。
ここからスペインがボールを支配して試合を終わらせに行くが、三度スペインのゴールネットを揺らしたのはC・ロナウドだった。88分にゴール前でフリーキックを得るとそれを直接叩き込み、3‐3の同点に追いついた。
試合はこのまま終了し、グループステージ屈指好カードは引き分けに終わった。
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