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田中順也の古巣スポルティングに異変…選手の9名が契約解除要求

 スポルティングの選手が9名が契約解除を要求するという珍事が起きている。11日スペイン紙『マルカ』など各紙で報じられている。

 スポルティングは既にポルトガル代表GKルイ・パトリシオ、MFダニエル・ポデンスがクラブを離れることを決め、契約解除を一方的に通告している。さらに、ポルトガル代表MFウィリアン・カルバーリョも退団の動きを見せており、指揮官のジョルジュ・ジェズス監督もチームを離れることを決めたと報じられた。

 さらに今回の報道でポルトガル代表FWジェルソン・マルティンス、同代表MFブルーノ・フェルナンデス、オランダ代表FWパス・ドストが契約解除の要求をスポルティングに提出したようだ。また、MFロドリゴ・バタグリアとFWマルコス・アクーニャとDFジェレミ・マテューも退団を決断したようで次期にクラブに通告するようだ。

 このような事態に発展した背景として、先月15日の練習中に成績不振で激怒したサポーターによる襲撃でドストら複数の選手が負傷。この事件でブルーノ・デ・カルヴァーリョ会長の対応が選手達の不満に繋がっているようだ。

 現在、名前が挙がっている9名はスポルティングはもちろん各国代表でも活躍している主力選手だ。もし、9名の選手がフリーで移籍ということになれば大幅な戦力ダウンになる。果たしてポルトガルの名門スポルティングは選手やファンの信頼を取り戻すことが出来るのだろうか?