代表チーム フランス代表

バルサ移籍の噂絶えないグリーズマン、仏代表監督が去就決定時期に言及

 フランス代表のディディエ・デシャン監督はアトレティコ・マドリードのFWアントワーヌ・グリーズマンの去就についてワールドカップ・ロシア大会前に結論が出るという見解を示しているようだ。25日、スペインメディア『フットボール・エスパーニャ』がこれを伝えている。

 グリーズマンの去就を巡っては、昨秋にバルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長と同選手の代理人が水面下で交渉を行っていたことが判明。これに対してアトレティコのミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEO(最高経営責任者)が不快感を露わにするなど、アトレティコとバルセロナが火花を散らしている最中、同選手は先週にクラブに対して残留の意思を伝えていた。

 ところが先週末に行われたラ・リーガ最終節・エイバル戦後に40~50人のファンから痛烈なブーイングを浴び、ピッチ上で涙を流していたことから、クラブ残留という決断が揺らいでいる可能性があるようだ。

 この騒動の最中、デシャン監督はグリーズマンの今後について触れており「彼はロシアW杯前には現在の状況を解決すると言っていた」と同選手の去就決定時期について言及。

 さらに「我々は彼がどのような決断をするのか見守るつもりだ。もしかしたら彼自身の問題について話さなければならないかもしれないし、おそらくもう一度分析する必要性に迫られるだろう。しかし最終的に決断を下すのは彼本人だ」とも語っており、グリーズマンをサポートする姿勢を示している。

 バルセロナ移籍、アトレティコ残留の2択で将来を決めかねているグリーズマンだが、ロシアW杯に向けて集中するためにもどうやらフランス代表のチームスタッフが手を差し伸べるようだ。