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レアル、CLベスト4入りに貢献のローマ守護神獲得へ本腰か

 レアル・マドリードはローマのブラジル代表GKアリソン・ベッカー獲得へ乗り出す構えを見せているようだ。10日、フランスメディア『RMC Sport』がこれを伝えている。

 アリソンは2016年夏ローマに加入すると、1年目は主にヨーロッパリーグ(EL)で多くの出場機会を得ており、ポーランド代表GKボイチェフ・シュチェスニーがユベントスへ移籍した今季は正守護神の座につくと、ここまで公式戦48試合に出場し21度のクリーンシートを達成している。また同選手を巡っては、マドリード以外にもリバプールやマンチェスター・ユナイテッドなど、数多くのメガクラブが熱視線を向けており、今夏移籍の可能性が取りざたされている。

 一方マドリードは現在正守護神を務めているコスタリカ代表GKケイロル・ナバスに替わるビッグネームとして、ユナイテッドのスペイン代表GKダビド・デ・ヘアやチェルシーのベルギー代表GKティボ・クルトワの動向を注視しているものの、獲得リストの最上位候補にアリソンを挙げている模様。また2021年まで契約を残している同選手の獲得には7000万ユーロ(約91億円)を要すると伝えられている。

 以前にマドリードのようなビッグクラブからの関心に好意を抱いていることを明らかにした上で獲得オファーを断ることは難しいと語っていたアリソンだが、今季終了後にイタリアからスペインへ活躍の場を移すことはあるのだろうか。