ワールドカップ 代表チーム

アグエロ、W杯に間に合う可能性についてグアルディオラ監督が言及

 マンチェスター・シティのアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロは6月中旬から開催されるワールドカップ・ロシア大会に出場することができるかもしれない。4日、イギリスメディア『デイリーメール』がこれを伝えている。

 アグエロは日本時間7日深夜に行われたプレミアリーグ第33節・マンチェスター・ユナイテッド戦でMFアシュリー・ヤングから強烈なタックルを受け、膝を負傷したものの、日本時間11日未明に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグ・リバプール戦でも後半から途中出場し、約30分間ピッチに立っていた。

 しかしアグエロは3月上旬から不安を抱えていた膝のコンディションが悪化し、少なくとも今季残り公式戦の欠場が濃厚であることに加え、ロシアW杯出場も危ぶまれていると以前から伝えられている。また同選手は4月中旬に膝の関節鏡検査を受けているようだ。

 それでもシティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督はプレミアリーグ第37節・ハダーズフィールド戦の前々日記者会見にて「アグエロは元気にしている。私はバルセロナにいるドクターから彼のコンディションに関する最新情報を得ているが、(回復具合は)ここまで完璧だ」と語っており、同選手のロシアW杯に間に合う可能性を示唆している。

 さらにグアルディオラ監督は「現時点で選手たちにとっての主な目標はワールドカップだ。(我々にとって)プレミアリーグはすでに終わっている。しかしワールドカップを最高の形で迎えるためには残りリーグ戦3試合で良いパフォーマンスを発揮する必要がある」とコメント。すでにリーグ優勝が決まっているものの、今季残り公式戦に対する選手のモチベーションを上げている。

 なおバルセロナのFWリオネル・メッシやユベントスのFWパウロ・ディバラなどアルゼンチン代表の前線におけるW杯出場枠を巡る競争について、同国代表のホセ・サンパオリ監督は今季インテルで好パフォーマンスを披露しているFWマウロ・イカルディに対し、アグエロのコンディションが回復しない場合のみ、本大会メンバー登録枠23人に入ることをすでに通達している。果たしてロシアW杯におけるアルゼンチン代表の前線の顔ぶれはどのようになるのだろうか。