ラ・リーガ リーグ・アン

元ブラジル代表ロナウド、ネイマールの移籍に関してとある“見解”

 かつてバルセロナ、インテル、レアル・マドリードなどに所属しストライカーとして全世界に名を轟かせ、現在はマドリードのクラブアンバサダーを務めている元ブラジル代表のロナウド氏は、パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールの移籍に関してある見解を示しているようだ。3日、スペインメディア『Cadena Ser』がこれを伝えている。

 ネイマールは昨夏にバルセロナから史上最高額となる2億2200万ユーロ(約290億円)でPSGに加入しているものの、PSGのファイナンシャル・フェアプレー(FFP)抵触の恐れが伝えられており、この問題が絡む形で再び同選手のビッグディールが起こる可能性が以前から指摘されている。これに合わせてネイマールの移籍先としてバルセロナのライバルクラブであるマドリードになるのではないかという噂も取りざたされている。

 これに対し、ロナウド氏はネイマールの去就に関して「ネイマール? 彼は昨夏凄まじい(移籍金)額でPSGに加入したばかりだ。PSGはたとえどのクラブから彼の獲得オファーを提示されようとも、売却に迫られることはないだろう。もちろんマドリードもそれに含まれる」と語っており、同選手の今夏クラブ退団の可能性に否定的な見方をしているようだ。

 しかし将来的なネイマール移籍の可能性については「もしかしたら数年以内にネイマールは移籍するかもしれない。しかし現時点でマドリードが彼の獲得で優位に立っているとは考えていない。彼はまだ若いし、そんな彼にはこれから素晴らしい未来が待っている」とコメント。マドリードが数シーズン後に同選手のビッグディールに絡んでいる可能性を否定していない。

 なおネイマールを巡っては、マドリード以外にもマンチェスター・ユナイテッドがジョゼ・モウリーニョ監督との確執が噂されているフランス代表MFポール・ポグバをはじめとする複数選手の譲渡を条件に獲得に乗り出す可能性が取りざたされている。果たして同選手の将来がPSGで落ち着くことはあるのうだろうか。