Jリーグ 名古屋グランパス

Dr.TRIBE【試合診断書】J1リーグ第8節 鹿島アントラーズ対名古屋グランパス

14日に行われたJ1リーグ第8節鹿島アントラーズ対名古屋グランパス。

今回は試合における両チームのマン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)、ザ・ハードワーカー(THW)、モースト・ディサポインティング・プレーヤー(MDP)を選出し、両監督と主審についての分析、評価をする。

鹿島アントラーズMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):植田直通

空中戦で圧倒的な強さを見せ、ジョーを完封した。インターセプトの数も多く、昌子源とともに強固な守備を築いた。

鹿島アントラーズTHW(ザ・ハード・ワーカー):昌子源

キャプテンとして、終始集中力を切らさずにグランパスの攻撃陣に仕事をさせなかった。カバーリングやポジショニング、守備に関するすべての面で高水準だった。

鹿島アントラーズMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):内田篤人

タイミングのいい攻め上がりと危ない場面をきっちり潰す、経験を活かしたプレーを見せたが、グランパスは彼のサイドからクロスボールを送るなど、崩しの基準点にしていた。連携面の課題も露呈した。

名古屋グランパスMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):該当者なし

名古屋グランパスTHW(ザ・ハード・ワーカー):ミチェル・ランゲラク

2失点したが、GKに過失はない。試合を通して安定したパフォーマンスを披露し、素早い反応でシュートセーブを見せた。

名古屋グランパスMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):菅原由勢

金崎夢生、鈴木優磨らが繰り返す積極的なオフザボールの動きに対応出来ず。少ないボールタッチで簡単に起点を作られた。17歳とまだ若いだけに今後のパフォーマンス向上に期待したい。

鹿島アントラーズ監督:大岩剛

最終ラインからしっかりとビルドアップをしてくるグランパスに対して、序盤は2トップをキッカケに積極的なプレスを仕掛け、得点以降はセンターサークルにさしかかったあたりにプレス位置を変更。CMの三竿と小笠原の縦パスを防ぐポジショニングとボールに対する強い寄せで、名古屋に終始ペースを握らせなかった。戦術的にサイドの2人(中村と土居)は少し地味な働きを要求することになったが、きっちり仕事をさせた。右サイドのハーフスペースを使われる場面は気になったものの、それ以外は堅実で満足できるできなった。

名古屋グランパス監督:風間八宏

シャビエルが欠場し、攻撃が機能不全となった。ワシントンと小林裕紀がダブルボランチを務めたが、重心が低くなり前線の迫力不足に陥っている。左サイドのコンビネーションプレーからチャンスを演出するも、シュートが打てず自滅。ロングボールでもジョーに質の良いボールを提供できず、支配率62%、枠内シュート2本のみで試合を終えた。

主審:飯田淳平

ミスもなく、安定したレフェリングを前後半貫き通した。ファウルの判定で疑問の残るものはなった。


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