プレミアリーグ マンチェスター・ユナイテッド

マンU、VAR疑惑の判定もルカク2発でFA杯快勝。猛攻受けるも0失点でベスト8

 FAカップ第5戦ハダースフィールド・タウン対マンチェスター・ユナイテッドの試合が日本時間18日に行われた。

 ユナイテッドはGKダビド・デ・ヘアではなくセルヒオ・ロメロを起用。また、MFポール・ポグバ体調不良でコンディション低下のためベンチ外となった。
 
 対する、ハダースフィールドは現在6連敗中でリーグ17位と降格圏内を彷徨っている。

 開始早々、ユナイテッドが先制する。FWロメロ・ルカクが裏へ抜け出し、PA内まで侵入。切り返しでDFを一人かわし、右足でシュート。ボールはGKの横を抜けゴールネットを揺らした。

 その後、ユナイテッドのペースにはならず、ハダースフィールドがボールを回す時間が続く。ユナイテッドは先制点以降なかなかいいボールを前線へボールを供給できず、カウンターを試みるもハダースフィールドDFが立ちはだかり追加点を奪えない。

 そんな中、前半終了間際にMFファン・マタがゴール前に抜け出しGKをかわして落ち着いてゴールネットを揺らすもVAR(ビデオ・アシスタント・レフリー)でオフサイドの判定。さらにFKからMFマティッチが抜け出しゴールネットを再び揺らすもオフサイド。2度もゴールネットを揺らすも幻のゴールとなり前半を終えた。また、VARの判定に関しては映像を見る限りオフサイドではなかったようにみえた。SNS上でも判定に不可解な反応を示すサポーターの投稿が目についた。

 後半に入りハダースフィールドがPA付近で2度のFKのチャンスも、ものにできず。逆にユナイテッドのカウンターが牙をむく。55分、FKから得たCKからマティッチがカット。ルカクへ渡ったボールを今度はFWアレクシス・サンチェスと長距離のワンツーで一気にゴール前へ。完全に抜け出したルカクにMFダニエル・ウィリアムズが必死に追いかけるも押し込まれ2点目。

 その後、得点が欲しいハダースフィールドがボールを持つ時間が続き、シュートを19本放つも1点が遠い。一方、ユナイテッドはロングカウンターでゴールを狙う展開が続く。

 しかし、試合はこのまま得点は動かず0-2でユナイテッドが勝利。ベスト8進出を決め、22日に行われるチャンピオンズリーグ決勝トーナメントセビージャ戦に向けて弾みをつけた。また、この試合で起きたVARの疑惑の判定はプレミアリーグでの導入に向けて厳しい意見が飛び交いそうだ。