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イタリア代表、暫定的な監督としてU-21代表のディ・ビアジョ監督を選出

 3月の23日と3月の27日に親善試合を控えていることもあり、イタリア代表の新監督決定は間近と思われていた。しかし、未だにその決着がつかずかねてから報道されていたとおり暫定的な監督を決定することになったようだ。5日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。

 3月に控える親善試合は“ただの”親善試合ではない。対戦する相手はイギリスそしてアルゼンチンとワールドカップに出場する強豪国ふたつだ。ただでさえ、悲劇的なワールドカップ欧州予選敗退を喫したイタリアである。心機一転という意味でもこの2試合の重要度は高い。

 そのため選出が急がれるのではとの報道が飛び交っていた。しかし、やはり重責あるポストを簡単にきめることはできない。11月15日から空いたままのこの名誉ある“席”に座るものが決まるのはまだ先になる。以前からの報道どおり、Uー21代表のルイジ・ディ・ビアジョ監督が暫定的に指揮をとることが決定した。

 監督候補にはチェルシーのアントニオ・コンテ監督やゼニトのロベルト・マンチーニ監督、そしてナントを指揮するクラウディオ・ラニエリ監督などの名前が挙がっている。しかし、コンテ監督がこの要請をけったこともあり、マンチーニ監督とラニエリ監督のどちらかになる可能性が強い。

 これらの候補に挙がっている監督たちや、他の実力ある監督たちは現在クラブを指揮しているの大多数だ。そのため今回の暫定的なディ・ビアジョ体制は”とりあえず”6月までとなるだろう。いずれにせよ強豪復活のためには早急な決定が必要になる。