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香川真司、ゴール演出も決定機決められずチームは惜敗。8試合勝ちなしの非常事態

 ブンデスリーガ第15節ボルシア・ドルトムント対ベルダー・ブレーメンが10日行われ、香川真司は先発出場を果たした。

 ドルトムントは直近の公式戦12試合で1勝5分6敗と絶不調。唯一の勝利は3部マグデブルク相手で、チームは危機に瀕している。

 試合が動いたのは前半26分、ブレーメンは右サイドから大きな展開でドルトムント守備陣を揺さぶると、左サイドでボールを受けたヨハネス・エッゲシュタインがカットインからシュート。見事な軌道でゴールネットに突き刺さった。前半は0-0のまま終了する。

 攻めあぐねていたドルトムントだが後半57分、DFマルセル・シュメルツァーの左からのクロスボールに香川が見事なヘディングで折り返し、最後はFWピエール=エメリク・オーバメヤンが押し込んで同点に追いついた。

 後半72分、再びドルトムントに絶好機が訪れる。FWクリスティアン・プリシッチの左からのクロスにDFマルク・バルトラが頭で折り返す。ボールはフリーの香川のもとへ。ゴールまで2メートルほどの距離で流し込むだけかに思えたシュートを味方のオーバメヤンに当ててしまい、シュートは無情にも枠から外れた。

 後半90分、プリシッチのシュートのこぼれ球から香川が惜しいシュートを放ったが、ゴールには結びつかず。不振のチームを救うことはできなかった。
 
 これでドルトムントは8試合勝ち無し。香川は高いクオリティのプレーを見せ続けているだけに、13日マインツ戦ではチームを勝利へ導く自らの得点が期待される。