海外日本人選手

小林祐希、課題を指摘されるも高評価「頭で描いた通りのプレーができる稀有な存在」

 ヘーレンフェーン所属MF小林祐希は現地メディアから今シーズンの活躍について賞賛を受けた。31日、オランダメディア『ELF VOETBAL』が報じている。

 昨シーズンにヘーレンフェーンへ加入した小林は、移籍初年度からリーグ戦30試合に出場し存在感を示した。2年目となる今季も中盤の柱として出場を続けている。

 現地メディアは安定したパフォーマンスを見せている小林を特集。「優秀な左足に持つコバヤシはボールを扱う方法を知っている。頭で思い描いたプレーを実現できるリーグで数少ない選手だ。ボールを持つ前に何をすべきか理解している点も見逃せない」と大絶賛。

 「日本人はしばしばサッカーをするのには控えめすぎると言われるが、本田圭佑と同じく彼には恵まれたパーソナリティを持っている」とメンタル面でも高評価を与えている。

 しかし、同メディアは小林のデータを用いて課題を提示。「パスの成功率85%は似たようなプレースタイルの選手よりも質が高いことを示している。しかし、彼はゴールが少ない。(昨季はリーグ戦1ゴールのみにとどまり)ゴールを脅かすプレーヤーとは見做されないだろう」と解説。

 「彼はW杯に出場し、価値を示さなければならない。彼はその資質を持っているはずだ」と大きな期待を抱いていると締めくくっている。