アジア 代表チーム

日本代表、次代のリーダーは誰だ。本田、香川、岡崎の後継者“3候補”

日本代表 次代のリーダーは誰だ

著者:キム・デンプフリング

 2018年にロシアで、2020年にカタールで開催されるFIFAワールドカップを迎えるにあたり、日本代表「SAMURAI BLUE」は世代交代に直面していく。SAMURAI BLUEは他の多くのナショナルチームにとっての尊敬すべき対戦相手と成長した。しかし最大の課題がゴールを決めることで、これが今後数年のビッグイベントに向けた焦点となる。

 岡崎慎司、香川真司、本田圭佑を得て、ヴァヒド・ハリルホジッチ監督にはここまで攻撃陣の選択肢がたくさんあった。この3選手はほぼ毎回日本に良い結果をもたらしてきている。しかし彼らが近い将来引退を迎えたり、長時間のプレーができなくなるとどうなるだろうか。そのギャップを埋め、日本の攻撃ラインの未来となるのはどの選手だろうか。

 可能性のある候補選手は3人いる。1人目はすでにハリルホジッチ監督率いるチームの一員であり、日本代表ナンバーワンの攻撃選手となり得る大迫勇也だ。現在ケルンでプレーしている27歳のストライカーで、ワントップあるいは”シャドー”のポジションに相応しい。大迫の強みはボール保有と、頻繁に自身でフィニッシュまで持ち込む攻撃の開始にある。鹿島アントラーズでデビューした彼は、今年ケルンで自身最高のシーズンを終え、7ゴール8アシストを記録した。ストライカーとしては珍しく、試合を読んで瞬時にフリースペースに移動することができる。大迫はその体格と素晴らしいフィニッシュ感覚が相まって、今後数年日本にとっての大きな武器となるだろう。






Previous
ページ 1 / 2