Jリーグ 徳島ヴォルティス

徳島がFIFA提訴!コリンチャンス、カカ移籍金未払いの実額は3分の1?

カカ 写真:アフロスポーツ

 徳島ヴォルティスは今年4月、ブラジル人DFカカの完全移籍に伴う移籍金が未払い状態であるため、ブラジル1部コリンチャンスを国際サッカー連盟(FIFA)へ提訴。請求額は2,400万レアル(約6億7,000万円)とみられていたが、ブラジル『UOL』が5月14日に報じたところによれば、現時点での実際の未払い残額は280万レアル(約2億8,000万円)だという。報道された「6億7,000万円」と「2億8,000万円」の間には大きな乖離があり、その数字の意味するところに注目が集まっている。

 事の発端は2024年に遡る。カカはコリンチャンスへ期限付き移籍後、ブラジル1部リーグでほぼ全試合にスタメン出場。出場条件を満たしたことで買い取り義務が自動発動し、完全移籍へ移行。コリンチャンスは保有権の90%を取得し、2028年12月までの複数年契約まで結んでいた。

 ブラジルメディア『ge』は今年1月の時点で「コリンチャンスは徳島側と合意していた分割払いの代金を、これまで一度も支払っていない」と報じており、長期にわたる踏み倒しの構図はすでに明らかだった。コリンチャンス経営陣は「支払いスケジュールの見直し」を名目に再交渉を試みていたとされるが、進展のないまま時間だけが過ぎた。徳島によるFIFA提訴は、その「交渉ごっこ」への最終通告とも読める。

 コリンチャンスは徳島への移籍金を滞納したまま、すでにカカをECヴィトーリアへ買い取り義務付きの期限付き移籍で放出している。債務を抱えたまま資産を動かし続けるその姿勢は、国際移籍市場における信頼を根底から揺るがすものだ。今回『UOL』が報じた未払い残額を巡り、日本国内で議論が白熱することだろう。