ドイツ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフ所属MF田中碧は、AFCアジアカップに臨む日本代表メンバーから落選。ブンデスリーガ(ドイツ1部)複数クラブからの関心が報じられる中、DF板倉滉所属ボルシアMGへ移籍する可能性が高まっている模様。ドイツ誌『ビルト』が23日に報じている。
田中は昨季終了後、デュッセルドルフ幹部に移籍を直訴も残留。昨年9月にレギュラーから控えに降格も、10月21日の第10節カイザースラウテルン戦から2試合つづけてゴールを挙げるなど、結果を残してレギュラーに再び定着している。ただ一方で、今年1月1日の国際親善試合タイ戦でも先制ゴールをマークも、まさかのアジアカップ落選。21日に行われたリーグ戦再開初戦のヘルタ・ベルリン戦でもフル出場している。
デュッセルドルフと2025年6月まで契約を残す田中の去就を巡っては、『フースバル』など複数のドイツメディアがVfBシュツットガルト、ボルシアMG、SCフライブルク、アイントラハト・フランクフルトの関心を報じた一方、今冬残留との見方もある。
そんな中、『ビルト』は23日にボルシアMGの補強を特集。MFフロリアン・ノイハウスに今冬退団の可能性があることに触れた上で「ウェストハム・ユナイテッドとアストン・ヴィラがノイハウスの獲得を検討している。非常に裕福なプレミアリーグのクラブは、ノイハウスの給与400万ユーロ(約6億4000万円)全額を引き継ぐだけではない。ボルシアMGはレンタル料が支払われると、田中の購入が可能になる」とリポート。
田中の移籍金を300万ユーロ(約4億8000万円)と見積もると、「デュッセルドルフは田中を手放すつもりであることを示唆している。クラウス・アロフス取締役は『田中は1部リーグでプレーしたいとはっきり言ってきた。我々は彼の移籍の話題を無視するつもりはない』と語っている」と、同選手がデュッセルドルフ退団に近づいている現状を伝えた。
なおボルシアMGは1970年代までにブンデスリーガを5度制した古豪。今季はここまでリーグ戦18試合を終えて5勝5分8敗。2部自動降格圏の17位ケルンから勝ち点9差の12位に沈んでいる。
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