明治安田生命J1リーグ・ヴィッセル神戸所属のモンテネグロ代表FWステファン・ムゴシャ(30)には、韓国1部・仁川ユナイテッド復帰の可能性が浮上。仁川ユナイテッド幹部が同選手の再獲得にむけて動いていることを認めたほか、選手本人も復帰に前向きであるようだ。28日、韓国紙『中部日報』が報じている。
ムゴシャの去就については、今月24日になって『スポーツ朝鮮』が独自情報として「ムゴシャは先日、モンテネグロ国内で結婚式を行った。仁川ユナイテッドの最高経営責任者はモンテネグロに出向くなど、ムゴシャに対する仁川ユナイテッド復帰の説得に全力を注いでいる」と報じていた。
すると仁川ユナイテッドの最高経営責任者は『中部日報』のインタビューに対して「最近、ワールドカップの試合に招待されて行った。モンテネグロで行われたムゴシャの結婚式にも出席した」
「仁川ユナイテッドで思い出がたくさんある家族が歓迎してくれた。ムゴシャが仁川ユナイテッドのことを恋しがっていることは確認しており、彼の再獲得にむけて物事を進めていることは事実だ」と語っている。
また『中部日報』は選手サイドの意向として「ムゴシャ本人は、仁川ユナイテッドとの素晴らしい関係にあると思っている。仁川ユナイテッド在籍期間中に妻が癌になった時、前社長をはじめとするフロントスタッフが直接足を運んでくれたこと、そして熱狂的な仁川ユナイテッドサポーターの応援を忘れてはいない」
「そのため家族もムゴシャが韓国サッカー界に戻る場合は、仁川ユナイテッドへ復帰してほしいと思っている」とリポート。
「ヴィッセル神戸は2倍の年俸で連れて行ったムゴシャを活かせなかった。2ヶ月間で8試合の出場、出場時間355分、0ゴール、0アシスト、評価6.02というみすぼらしい成績表を残した」と、ヴィッセル神戸を揶揄しているほか、ヴィッセル神戸が一部年俸を負担した上で同選手の放出に動いていることもあわせて伝えている。
なおムゴシャは今年6月末に仁川ユナイテッドからヴィッセル神戸へ完全移籍。『朝鮮日報』をはじめ韓国の複数メディアは公式発表数日前、ヴィッセル神戸が仁川ユナイテッドに移籍金100万ドル(約1億3500万円)を支払ったほか、選手サイドと年俸180万ドル(約2億5000万円)で契約締結と伝えていた。
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