ガンバ大阪所属のブラジル人MFファン・アラーノ(26)が、今月8日に行われた明治安田生命J1リーグ第32節・横浜F・マリノス戦での移籍後初ゴールを回顧。鹿島アントラーズからガンバ大阪への移籍を決断したことにも言及した。11日、米メディア『TNTスポーツ』ブラジル版が同選手のコメントを伝えている。
アラーノは今季、レネ・ヴァイラー前監督のもとでJ1リーグわずか5試合の先発出場。6月以降はほぼ全試合でベンチ外になると、7月末にガンバ大阪への完全移籍が正式決定していた。
ただガンバ大阪移籍後は出場機会を確保。8月14日のJ1リーグ第25節・清水エスパルス戦でデビューを飾ると、以降はリーグ戦全試合で先発出場している。そして今月8日の横浜F・マリノス戦では、前半8分にコーナーキックから先制ゴールを奪取。チームの勝利に貢献していた。
そんなアラーノは母国メディアのインタビューに対応。「ガンバ大阪での初ゴールにとても満足しているね。僕のゴールや横浜F・マリノス戦での勝利は、僕たちがJ1残留を果たすためにとても大事なものだよ」と横浜F・マリノス戦でのゴールを振り返っている。
そしてシーズン途中での移籍については「ガンバ大阪移籍という最高の決断を下したと確信している。初日から温かく迎え入れてくれたから、自分の力を出し切ることができている。居心地が良いんだよ。今シーズンを良い形で終えたいね」
「僕はガンバ大阪にやって来た時から『このクラブはもっとできるしやらなければならない』といつも感じていたんだ。僕たちは今まさに進化しているところなんだよ」とコメント。満足感をあらわにするとともに、ガンバ大阪の持っているポテンシャルの高さを強調した。
なおガンバ大阪は横浜F・マリノス戦での勝利により、入れ替え戦圏内の16位に浮上。ただJ2自動降格圏内の17位清水エスパルスとの勝ち点差はわずか「1」となっている。
またブラジルメディア『グローボ』が今年8月に伝えたところによると、アラーノとガンバ大阪の契約期間は2023シーズン終了後までとのこと。選手本人は『グローボ』のインタビューで「鹿島アントラーズには2年半の間、本当にお世話になったね。美しい物語を築いたと思っているし、とても感謝している。僕をこのクラブに招いてくれたジーコには特別な感謝を捧げるよ」
「サッカー史に残る偉大な人物と一緒に仕事したという事実は、これからもずっと大切にしたいと思う。チームメイトの幸運を祈っているよ」と、鹿島アントラーズに感謝のメッセージを送っていた。
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