サウジアラビア1部のアル・ヒラルに所属する元韓国代表DFチャン・ヒョンス(30)は、明治安田生命J1リーグのFC東京に復帰することを望んでいると解釈できるようなSNS投稿で注目を集めている。ただ、FC東京が同選手の獲得にむかう場合には、問題を抱えるかもしれない。22日、韓国メディア『スポーツソウル』が伝えている。
チャン・ヒョンスは韓国国内の大学をへて、2012年にFC東京へ入団。2年間Jリーグでプレーすると、2014年に中国スーパーリーグの広州富力へ完全移籍。その後、2017シーズン途中にFC東京へ復帰すると、2018シーズンにはキャプテンを務める中、リーグ戦で24試合に出場していた。
そして、2019年7月にアル・ヒラルへ完全移籍すると、加入1年目からリーグ戦30試合中23試合で先発出場したほか、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のタイトルも獲得。今季はここまでリーグ戦13試合中9試合で先発メンバーに名を連ねているほか、ACLではグループステージ初戦から決勝まで全10試合で先発出場し、2019年以来となる優勝に大きく貢献していた。
そんなチャン・ヒョンスの去就を巡っては、アル・ヒラルとの契約を来年6月まで残す中、本人が韓国でプロキャリアを終えるプランを描いていると、今月18日に韓国メディア『スポーツ朝鮮』が報道。また、同選手には日本や中東のクラブが関心を寄せているほか、すでにKリーグ1(韓国1部)の蔚山現代が選手サイドにコンタクトをとっていると伝えられている。
また、本人は21日にインスタグラムを更新。元日本代表DF森重真人(34)と並んでFC東京のユニフォームを身にまとう自身の後ろ姿をアップし「森重真人とともに素晴らしい時間だったよ」と投稿と、FC東京サポーターやJリーグファンの間でチャン・ヒョンス復帰を期待する声が上がっている。
その中、『スポーツソウル』の報道によると、アル・ヒラルやチャン・ヒョンスとの契約延長を望んでいる模様。ただ、選手サイドから拒否された場合には、売却に踏み切るものの、高額の移籍金を要求する可能性が高いという。
そして、チャン・ヒョンスがアル・ヒラルで高額年俸を受け取っていることから、同選手の獲得を狙うクラブは多額の出費を余儀なくされるものとみられる。
なお、蔚山現代はガンバ大阪を退団した韓国代表DFキム・ヨングォン(31)とKリーグ1史上最高額に匹敵するほどの好待遇でサインを交わしている。そのため、チャン・ヒョンスがアル・ヒラルとの契約解除に踏み切ることを望んでいるようだ。
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