明治安田生命J1リーグ第33節・FC東京対鹿島アントラーズが23日に行われ、鹿島アントラーズが2-1で勝利を収めた。この試合では、鹿島アントラーズのU24日本代表FW上田綺世(23)とFC東京のGK児玉剛(33)の接触プレーで児玉剛にイエローカードが提示されたことが物議を醸しているが、児玉剛の試合終了後の振る舞いやSNSでのコメントが素敵だと話題になっている。
味の素スタジアムで行われた一戦では、前半アディショナルタイムにブラジル人MFアルトゥール・カイキ(29)のゴールで鹿島アントラーズが先制。その後、鹿島アントラーズは65分に上田綺世の追加点でリードを広げるものの、FC東京も75分にMF渡辺凌磨(25)のゴールで食い下がる。そして、迎えた90分、ハイボールに対してジャンプしてキャッチに行った児玉剛と、ペナルティエリア内に侵入してきた上田綺世が接触。これに対して、主審は鹿島アントラーズに対してPKを与えるとともに、児玉剛に対してイエローカードを提示している。
この判定に対しては、児玉剛が上田綺世の顔面に自分自身の膝が入るのを回避しようとしていたことや、上田綺世がオフサイドポジションだったことを主張するコメントがSNSに寄せられているほか、鹿島アントラーズサポーターからは上田綺世の負傷具合を心配する声も上がっていた。
その中、児玉剛は24日にSNSを更新。試合終了後に2人が会話する様子を撮影していたファンの投稿を引用リツイートした上で「試合が終わったら仲間やから。綺世選手が怪我してなくてほんとによかったです!」と投稿。これには「いい人すぎる」、「これがプロか」、「大人の発言」と同選手を称賛するコメントや、「お互いに怪我しなくて良かった」、「安心した」と両選手の怪我が深刻でないことに安堵するコメントが次々と寄せられている。
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