
ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のシント=トロイデンVV(STVV)に所属するFW鈴木優磨は、今夏退団に向かっている中、さらにベルギー国内の強豪アンデルレヒトにくわえて複数クラブからのオファーを拒否していたことが明らかになったようだ。17日、ベルギーメディア『Voetbal』が報じている。
現在25歳である鈴木優磨の去就を巡っては、STVVが新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて資金調達を行う必要性に迫られれていると伝えられる中、ペーター・マース元監督や立石敬之CEO(最高経営責任者)がベルギー国内メディアのインタビューで同選手の今夏退団が濃厚となっていることを認めるコメントを残していた。また、同選手は5月にヘルタ・ベルリンからのオファーを却下。スュペル・リグ(トルコ1部)の強豪フェネルバフチェとは5月中旬から交渉を行っているが、現時点で進展はないものとみられる。
その後、ボローニャが同選手の獲得に向かう可能性が伝えられていたものの、中国スーパーリーグの上海海港(旧上海上港)からオーストリア代表FWマルコ・アルナウトビッチを獲得。これにより、鈴木優磨がボローニャに移籍する可能性は消滅していた。
そして先日にはアンデルレヒトがSTVVに対して移籍金400万ユーロ(約5億2000万円)によるオファーを提示。しかし、選手サイドがアンデルレヒトへの移籍を拒否したとのこと。さらに、スコットランドやスペインからもオファーが届いていたが、これらもすべて却下したという。
なお、鈴木優磨はSTVVのプレシーズントレーニングに参加していたが、自身の去就問題に決着がつくまで公式戦での出場を拒否している模様。これに対して、ベルント・ホラーバッハ監督は今月8日に行われたジュピラー・プロ・リーグ第2節のズルテ・ワレヘム戦の試合後、同選手に対する不快感をあらわにしていた。
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