1月15日、イングランド2部のダービー・カウンティで選手兼コーチとして活躍していた元イングランド代表FWウェエイン・ルーニーが選手を引退し、同クラブ監督に就任したことが発表された。
ルーニーはエバートンの下部組織で育ち、2002年8月に16歳でプレミアリーグデビュー。2004年に移籍したマンチェスター・ユナイテッド(2004-2017)でスターとなった。プレミアリーグ合計では208得点103アシストを挙げ、イングランド代表選手としては歴代最多の53得点を記録している。
ピッチ内の活躍はもちろんではあるが、ルーニーをより有名にしたのはピッチ外で起きた多くの珍事件である。ここではルーニーにまつわる6つのエピソードを紹介しよう。
エピソード1:浮気トラブル
ルーニーの妻コリーン・マクローリンは我慢強い女性であると思われる。何度も発覚しているルーニーの浮気にも関わらず、未だに彼のそばにいる。
二人がまだ恋人同士だった2004年、ルーニーの1度目の浮気がニュースに取り上げられた。当時はまだ世界的に有名なスターではなかったため、その話題はすぐに収まっている。
しかし、2009年に取り上げられた女性トラブルは大事件となった。妻コリーンが長男を妊娠中、ルーニーは数ヶ月に渡ってジェニー・トンプソンという女性と浮気をし、さらに彼女に一晩当たり1,000ポンド(約14万円)を支払っていたという。
ルーニーの浮気に関しては、その後も似たようなエピソードが続いた…。
エピソード2:Cロナとビッグマック
アレックス・ファーガソン監督時代の5年間(2004-2009)ユナイテッドのピッチではルーニーとポルトガル人FWクリスティアーノ・ロナウドという豪華な共演が見られた。二人が共に得た、勝利、ゴール、トロフィーは数知れない。
2004年にロナウドのいるユナイテッドに移籍したルーニーは、当時いつも二人で試合やトレーニングに通っていたことを明かしている。ある夜の試合前、二人はマクドナルドに立ち寄り、ビッグマックを買いに行ったことが逸話としてルーニーから語られた。
「ある夜の試合前に、彼(クリスティアーノ)がどうしてもビッグマックが食べたいと言い出し、マクドナルドに寄ったことを思い出す。当時彼は痩せすぎていて、体重を増やそうとしていたんだ。彼が運転していたんだけど、もちろんストリートに止まってビッグマックを買ったよ」
エピソード3:ガスコインの40ポンド
ルーニーがエバートンのユースにいた頃(1996-2002)当時同クラブトップチームにいた元イングランド代表レジェンドMFポール・ガスコイン(2000-2002)はユースの試合をよく見ていたという。
2000年のある試合後、ガスコインはユース選手がいるロッカールームに現れ「今夜、出かけるやつはいるか?お小遣いを出そう」と言った。14歳のルーニーが迷わず「はい」と手をあげると、ガスコインから40ポンド(約5,700円)を受け取った。後にガスコインは「その時に彼は輝くと確信した」と語っており、それから2年後にルーニーはトップチームデビューしている。
時を経て2017年、ルーニーはエバートンに再移籍。ガスコインと再会すると冗談ながら「40ポンドを返せ」と言われたようだ。18年前の40ポンドを、ルーニーはガスコインに渡したという。
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