
欧州サッカー界におけるアジア人や日本人選手への差別行為が後を絶たない。すでに日本代表MF久保建英(レアル・ソシエダ)、FW古橋亨梧(元セルティック)、ヴィッセル神戸からラス・パルマスへ完全移籍した日本代表FW宮代大聖らが被害に遭っているが、ベルギー2部KベールスホットVA所属GKポープ・ウィリアムも、一部サポーターから心無い言葉を受けたという。
町田ゼルビア、横浜F・マリノス、湘南ベルマーレなどJリーグ複数クラブでのプレー経験を持つポープは26日、Xを更新。「昨日俺のミス絡みで失点したんだけど」と自身のパフォーマンスに触れた上で、「失点した瞬間にSUSHIって聞こえてきたから見たらまさかの自チームのサポーターでさすがに頭抱えたよ」「俺を腐してきたことだけは間違いない」とポストしている。
その瞬間の感情を「握ってやろうかと思ったよ」と綴ったポープだが、欧州での日本人選手に対する差別行為は以前から問題視されている。
2021年8月、レンジャーズのサポーター4名が、当時ヴィッセル神戸からセルティックへ加入したばかりの古橋を標的にした人種差別のチャントを熱唱。目を吊り上げるジェスチャーしている動画がSNSで拡散されたが、当該サポーターには無期限の入場禁止処分を科されている。
また、久保は2025年1月のバレンシア戦で途中出場に向けてウォームアップしていた際に、観客から「中国人! 目を開けろ!」といった人種差別的なヤジを浴びせられた。
くわえて2026年2月には、当時神戸からラス・パルマスへ期限付き移籍したばかりである宮代に対する差別行為も確認されている。宮代の顔面をアップした画像とともに、同選手を中国人と見立てた上で、「puto chino」という極めて差別的で攻撃的な表現を用いたスペイン語のSNS投稿が拡散されていた。
日本代表の一員として、W杯でプレーした経験を持つ本田圭佑も、2008年に名古屋グランパスからVVVフェンロへ移籍した後の出来事について「日本から車のメーカー(ホンダ)のやつが来て、お前らみたいなサッカー後進国がここで何ができるんだ、というようなことを平気で言う。何度も差別的なことには遭ってきました」と振り返っている。欧州での差別行為に対する向き合い方が問われそうだ。
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