
9月20日までに第7節までの日程を終えた2026/27シーズンの明治安田J2リーグ。J1リーグとは異なり、中断なく次週以降も日程を進めていくなか、週中にはルヴァンカップの日程も組まれておりタイトなスケジュールが続く。
第7節を終えた時点で首位に立つのは、J1復帰を狙う今季の優勝候補の1つでもあるアルビレックス新潟。開幕戦では、ライバルRB大宮アルディージャを相手に0-1と敗れ黒星スタートとなったが第2節以降は3連勝を果たし、直近も再び連勝と得失点差がマイナスの中で勝ち点を稼ぐことに成功している。
そんななか、同じくJ1復帰を狙うクラブの1つサガン鳥栖はやや苦しい序盤戦となっている。ライバルたちに負けじと開幕戦では白星スタートを飾った鳥栖。しかし、第2節からは3試合未勝利と足踏みし直近は2連敗中、いまだに連勝がなく現在15位と低迷している。
勝ち点獲得に苦慮するチーム状態だが、明るい材料も少なからずある。特に新加入組の活躍ぶりは、今後必ずや浮上のきっかけとなるだろう。ここでは、今夏新たに鳥栖に加わった7名の選手たちについて、ここまでの活躍をA~Cの3段階で評価していく。

評価A:全試合スタメンで数字を残す2人
- DF吉田真那斗(大分トリニータより完全移籍)
- FW髙橋利樹(清水エスパルスより完全移籍)
今夏の新戦力のうち、開幕からスタメン出場を続けている選手は複数いる。これだけでも、補強に関しては一定の成果を得たと言えるだろう。中でも目覚ましい活躍を見せているのがFW髙橋利樹とDF吉田真那斗の2名だ。
髙橋は昨夏から約1年清水エスパルスに在籍。昨季はシーズン途中加入ながらリーグ後半戦14試合に出場し、5ゴール1アシストの活躍で清水のJ1残留に大きく貢献した。元々J2での実績は十分なストライカーであり、2022年には当時J2のロアッソ熊本で40試合14ゴールと得点力を見せ、J1昇格に近づいた同クラブのエースとして最前線に君臨していた。
その後移籍した浦和レッズでは必ずしも出番は多くなかったが、清水で改めて得点力を見せていた髙橋。今季は再びJ2の舞台に戻り、早速7試合すべてにスタメン出場を続けており、2つのゴールで勝ち点獲得にも貢献している。
なお、絶対的な得点源が定まらなかった百年構想リーグの鳥栖を踏まえれば、髙橋は待望の得点パターンが豊富なストライカーと言える。今後どこまで得点数を伸ばしていけるかが、チームの浮沈を左右すると言っても過言ではないだろう。
大分トリニータより完全移籍で加入した吉田もここまで活躍の際立つ選手の1人だ。期限付き移籍期間も含めて、約2年をJ2で過ごしている吉田。昨季は31試合に出場し、百年構想リーグでも17試合と多くの経験を積んで今夏鳥栖への移籍を決めた。
そして、ここまでは7試合すべてにスタメン出場中。第4節横浜FC戦(8月29日)ではフル出場かつ2アシスト、続く第5節テゲバジャーロ宮崎戦(9月5日)には1ゴール1アシストで勝利に大きく貢献。さらに第7節いわきFC戦(9月19日)でもクロスからアシストを記録している。
早くも4つのアシストを挙げ、完全に定位置確保に成功した吉田。24歳と伸び盛りな年齢も含めて、今季さらなる成長が楽しみだ。
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