
8月7日の開幕からおよそ1ヵ月経ち、9月13日までに第7節までの日程を終えた2026/27シーズンの明治安田J1リーグ。百年構想リーグの覇者であるヴィッセル神戸や、昨季2位の柏レイソルといった前評判の高いクラブが順調に勝ち点を積み上げる中、そんな強豪クラブをも上回る勝ち点を稼いで現在首位を走るのが、J1で3シーズン目を迎えている町田ゼルビアだ。
昇格初年度となった2024年は3位と大躍進を果たした町田。昨季はJ1で6位と順位は落としたものの変わらず上位争いを繰り広げ、さらに105回天皇杯を制し、初昇格からわずかな期間でJ1強豪クラブの仲間入りを果たしている。
百年構想リーグではEASTで3位と、昨季J1王者である鹿島アントラーズに力の差を見せつけられる結果となったが、今季は開幕から好調を維持。開幕から3試合で12得点と圧巻の攻撃力を見せつけて3連勝スタートを切ると、ここまで7戦無敗で勝ち点17を挙げている。
町田の好調の要因として、チームの要であるFW相馬勇紀やDF昌子源といった昨季までの主軸の活躍ももちろんあるが、目覚ましいのは今夏の新加入組の働きだ。ここでは、開幕前後を問わず今夏町田に加わった選手たちについて、その活躍をA~Cの3段階で評価していく。

評価A:即戦力ぶりを発揮するJ復帰勢
- MF明本考浩(OHルーヴェンより完全移籍)
- FW小川航基(NECナイメヘンより完全移籍)
- FWミッチェル・デューク(マッカーサーFCより完全移籍)
ここまでの好調の町田を語る上で欠かせないのが、今夏海外クラブよりJリーグに復帰を果たした選手たちだ。北中米W杯にも出場したFW小川航基をはじめ、3選手が加入後すぐに期待通りの働きで黒田剛監督の起用に応えている。
小川は開幕後の8月末に加入となり、まだ出場は4試合のみだが第5節川崎フロンターレ戦(9月2日)では途中出場から2ゴールをマーク。圧巻のパフォーマンスで逆転勝利の立役者となった。小川と言えば、J2の数字にはなるが2022シーズンに横浜FCで41試合26ゴールと驚異的な得点力で攻撃を牽引。2位に大差をつけてJ2得点王に輝き、チームのJ1昇格に大きく貢献した経歴を持つ。海外クラブも経験し、今季求められるのはJ1での個人タイトル級の活躍。J1でのキャリアハイは2023年の6ゴールで、まずは好調なチームの勢いも借りて自身の数字を早々に超えられるのか楽しみだ。
小川と同じくJ1クラブから海外挑戦を果たし、今夏J復帰となったMF明本考浩の働きも期待通りのものとなっている。過去所属した浦和では多くのポジションを高いレベルでこなせる選手として名が通っていたが、町田では左サイドの主軸としてプレー。開幕戦で早速ゴールを挙げるなど黒田監督の信頼を得て、ここまで全試合に先発し、そのほとんどでフル出場を続けている。
半年ぶりに町田へ帰ってきたFWミッチェル・デュークの活躍も忘れてはならない。2023年には当時J2の町田で34試合10ゴールの数字を残し、クラブのJ1初昇格の立役者となったデューク。わずかな期間の母国復帰を経て、今夏チームに再合流すると開幕戦ではゴールラッシュの口火を切る得点を挙げた。J1昇格後の町田では途中出場の多いシーズンが続いたが、今季は激しいポジション争いの中で定位置を掴めるのか注目だ。
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