
8月23日に第3節までの日程を消化した2026/27シーズンの明治安田J1リーグ。開幕初日の2試合から壮絶な打ち合いとなった今季、前評判の高かった王者鹿島アントラーズや2025シーズンにそんな鹿島と最後まで優勝を争った柏レイソルといったクラブが3連勝で勢いに乗るシーズン序盤戦となっている。
昇格組の一角であるV・ファーレン長崎にとっては今季がJ1で2シーズン目となる。昨季はシーズン序盤につまずきながらも、後半戦黒星をわずか1つに留める安定感でJ2を戦い抜き2位で自動昇格を決めていた。
久々のJ1の舞台で臨んだ百年構想リーグでは、2連敗スタートとなったが大会終盤になるにつれ互角の戦いを演じるゲームが増えた印象。順位の上ではWESTで9位に終わったものの、大きく勝ち点で後れを取ったわけではない。新シーズンに向けてチームを引き締めるという意味でも価値のあるハーフシーズンを過ごしたと言えよう。
そして迎えた今季、開幕戦で昨季3位の京都サンガを相手に堂々としたゲーム運びでホームで2-1と勝利。2万人超えの大観衆の中で、華々しいスタートを切っていた。しかし、第2節でファジアーノ岡山に敗れると、続く第3節の柏レイソル戦では2-4と力の差を見せつけられる敗戦。アウェー2連戦ではJ1の洗礼を受ける形となっている。
ここから長いシーズン、まずは残留という第一目標に向け戦う長崎。ここでは、そんなJ1での生き残りをかけた戦いのキーマンとも言うべき選手を3名紹介する。

MFマテウス・ジェズス
昨季はJ2で全試合に出場して19ゴールを挙げ、得点王にも輝いたMFマテウス・ジェズス。今季加入して3シーズン目を迎えているブラジル人は、今やまごうことなき長崎の太陽とも呼べる選手だ。
2023年の夏に長崎へと加入したジェズス。初年度は12試合で1ゴールとおとなしい数字に留まったが、2シーズン目からはいよいよ本領を発揮する。2024シーズン36試合に出場して18ゴールは、その年のJ2でFW小森飛絢(現:浦和レッズ)に次ぐ数字となっており、J2環境を荒らした外国籍選手の1人として話題となった。
ジェズスの働きはゴールのみに留まらない。加入してから百年構想リーグまで毎年複数のアシストも挙げており、チャンスメーカーとしてもチームにとって欠かせない存在だ。
残念ながら6月に行われたJリーグオールスターDAZNカップをコンディション不良により欠場して以降、今季も未だゲームへの出場はない。楽しみな新戦力も多く加入しているとはいえ、ジェズスがいてこそのV・ファーレン長崎。かつてガンバ大阪に所属した2018年は、J1で必ずしも際立つ活躍を見せたとは言えないだけに、今季J1の舞台で輝く姿を見たいと願うJリーグファンも多くいるはず。ファンやサポーターが帰還を待ちわびる選手であると同時に、長崎というチームの完成形を作るためにもカギを握る存在であることは間違いない。
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