
2026/27シーズンの明治安田J3リーグは9月13日に第6節までの日程を消化。徐々に勝ち点差にも開きが出てきており、今季のリーグを牽引するクラブが頭角を現しつつある。
ここまで首位を走るのは鹿児島ユナイテッドだ。百年構想リーグでは、昨季J2昇格プレーオフを勝ち上がりクラブ史上初のJ2昇格を決めたテゲバジャーロ宮崎に後れを取る形にはなったが、J2勢を抑えて堂々のWEST-Bグループ2位。J2復帰に向けて好スタートを切った。
そんな鹿児島を追いかけるのも、J2経験の豊富なクラブだ。愛媛FCをはじめ、8位のガイナーレ鳥取までが勝ち点二桁台に乗せており、今後の上位争いがどうなっていくのか楽しみだ。
一方で、出遅れたのもJ2経験の豊富なクラブ。昨季14位のザスパ群馬は今季開幕から3連敗、第4節(8月30日)に初勝利を挙げて連敗を止めたが、直近はまたも2連敗中と苦戦が続き現在最下位に沈んでいる。1つ上、現状19位のギラヴァンツ北九州は、勝ち点では群馬と同様だが白星が0。開幕から3試合連続引き分けで勝ち点を積んだが、直近は大量失点での3連敗と守備の立て直しが急務となっている。
そんなJ3リーグだが、今季も例年同様に上位カテゴリーから武者修行に出てきている選手たちの活躍が際立つ。上位下位問わず、開幕から主力を務める選手も複数おり、シーズンを通して成長が見込める選手が数多くいる。ここでは、開幕からほとんどの試合で出場機会を掴んでいる、J1クラブから期限付き移籍中の選手を7名紹介していく。
DF奈良坂巧
町田ゼルビアからギラヴァンツ北九州に期限移籍中
現在19位と苦しいシーズン序盤戦となったギラヴァンツ北九州。直近3試合で11失点と守備面の再構築が不可欠となっているが、その立て直しには24歳のセンターバックコンビの成長が必要となる。
そんなセンターバックの1人、町田ゼルビアから期限付き移籍中のDF奈良坂巧は百年構想リーグから引き続き北九州でプレーしている。2021年に町田へ加入した奈良坂は、2023年以降はJ3での武者修行が続いている。
今季も開幕から全試合に出場中、第5節(9月5日)の愛媛FC戦ではゴールを挙げるなど、苦しいチーム状況の中でも見せ場は作っている。守備の立て直しにどこまで貢献できるのか、ここからの成長に期待だ。

GK春名竜聖
水戸ホーリーホックからFC岐阜に期限移籍中
FC岐阜は6試合を終えて勝ち点10と好スタートを切ったチームの1つだ。現時点でリーグ最多タイの15得点という高い攻撃力も魅力だが、ここまでリーグ最少タイの4失点を誇る堅守も長いシーズンを戦う上で優位に働くチームの特徴と言えよう。
そんな堅い守備陣の一角を担うのが、水戸ホーリーホックから期限付き移籍中のGK春名竜聖だ。2023年に水戸でプロキャリアをスタートさせた春名にとって岐阜はJ3で2クラブ目となる。過去テゲバジャーロ宮崎でJ3を戦った時にはリーグ戦で出番はなかったが、今季はここまで全試合にスタメンフル出場を続けている。
第6節まででクリーンシートは3つ。もちろん守備陣全員で成し遂げた数字だが、春名にとっては大きな自信につながる数字でもあるはず。この武者修行期間で、どこまで自信を深めて所属元復帰を果たすのか注目だ。
DF沖田空
水戸ホーリーホックからSC相模原に期限移籍中
昨季はJ3で12位と昇格争いに加われなかったSC相模原。百年構想リーグでもEAST-Aで5位とJ2勢に違いを見せつけられる結果となったが、今季はここまで3勝2分1敗と白星先行で勝ち点を積み上げ3位につけている。
そんな好調相模原で右サイドの主軸となっているのがDF沖田空だ。百年構想リーグでも相模原のメンバーとして17試合に出場した沖田。4ゴール1アシストと自信につながる数字も残し、充実のハーフシーズンを過ごした。
今季も引き続き序列は高く、ここまで6試合すべてに先発。3ゴール2アシストと変わらず攻撃面でも大いに存在感を放っている。間違いなくチームの好調要因の1つとなっているだけに、このままの勢いで数字を挙げ続けてほしいものだ。
コメントランキング