
8月21日から23日にかけて第3節の日程を終えた2026/27シーズンの明治安田J1リーグ。ここまで3連勝で好スタートを切ったのは、昨2025シーズンの王者鹿島アントラーズと、百年構想リーグでは苦しんだ柏レイソル、そして町田ゼルビアの3チームだ。
FC東京は昨季、それまでアルビレックス新潟を率いていた松橋力蔵監督を新指揮官に招聘。新たなスタートを切り、開幕戦を白星で飾ったが、前半戦はなかなか勝ち点を積み上げられずに降格圏の18位へと沈んでいた。何とか後半戦で立て直しに成功し、最終11位でシーズンを終えたが、先行きに不安を感じたファンやサポーターも多くいたことだろう。
しかし、百年構想リーグではそんな不安要素を払拭して見せた。初戦の王者鹿島戦でPK戦の末勝利するとそこから3連勝。好スタートの勢いに乗り、その後も連敗なく大会を進め、EASTを2位でフィニッシュしている。残念ながらプレーオフラウンドでセレッソ大阪に敗れたが、新シーズンに大きな期待の持てる結果となったのは間違いない。
そして迎えた今季、開幕戦では町田ゼルビアを相手に先制しながらも途中退場者を出すなど苦戦を強いられたFC東京は、結果1-5と大敗でのスタートに。それでも、続く第2節では百年構想リーグの覇者ヴィッセル神戸を相手に2-2と互角の戦いを演じ、さらに直近行われた第3節では昇格組のジェフユナイテッド市原・千葉を下して今季初勝利を挙げており、徐々にチームを上向かせてきている。
ここでは、そんなFC東京における今季のキーマンと言うべき選手を3名紹介していく。

FW佐藤恵允
今季で加入2年目を迎えているFW佐藤恵允。明治大学からJリーグを経由せずにドイツのヴェルダー・ブレーメンへの加入が発表されたことでも話題を呼んだが、昨季日本に戻ることを決断し、Jリーグから再スタートを切っていた。大学在学中から世代別代表での活躍で評価を高めており、最終的にパリ五輪に臨む代表メンバーとして選出されたことでも注目を集めた選手だ。
昨季は加入初年度かつ初のJ1の舞台にも関わらず、開幕戦から出場機会を得ていた佐藤。開幕当初は途中出場が多かったが、第3節の名古屋グランパス戦では1ゴール1アシストを挙げるなどの活躍で勝利に貢献している。そして、第7節の川崎フロンターレ戦以降はスタメンに定着し、最終的に7ゴール5アシストをマーク。前線での運動量を武器に、多くの得点に関与してチーム内での地位を確立した。
百年構想リーグでもその存在感は際立っていた。20試合すべてに出場しただけでなく、5ゴール3アシストの活躍でチームの上位争いを支えていた。
今季より背番号10を背負うこととなった佐藤だが、チームはもちろん、ファンやサポーターにとってもよりその活躍を期待する声は大きくなっているはずだ。そんな期待に応えるように、今季もすでに2アシストを挙げるなど得点への期待感も増している。今やFC東京にとって代えの利かない選手の1人であることは間違いない。
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