
身内びいきと組織腐敗が招いた凋落の根源
なぜ、強力な個の力を持ちながら、韓国代表はここまで瓦解してしまったのか。その根源は、大韓サッカー協会(KFA)をはじめとする組織の腐敗にある。李大統領はSNSで、「結局、人事が万事であると証明された。能力よりも身内びいきを重視して無能な人を指揮官に選べば、結果は火を見るより明らかです」と、体制を痛烈に批判した。「国民を虚脱感に陥れた今回のW杯での失敗は組織と人事の失敗によるもの」と断じ、サッカー界にはびこる不透明な権力構造にメスを入れる姿勢を見せている。
6月29日、早速ホン監督が自らの職を辞任する表明をしたものの、これだけでは国民の怒りが収まる気配は毛頭ない。単なる監督の辞任だけでは納得できる国民はおらず、サッカー協会という組織全体の問題に波及することは間違いないだろう。韓国メディアが「悪夢は続く」と絶望的な見出しを掲げる通り、不透明な人事システムや体たらくに起因した組織の機能不全が続く限り、代表チームの再生は望めない。

レジェンドが嘆く「10年間の教訓を忘れた」韓国サッカーの病巣
韓国サッカー界の暗部を見つめ続けてきたレジェンドのパク・チソン氏は、今回の惨劇を受けて次のように警鐘を鳴らしている。「この結果は数年前から十分に予想できたことだった。今の状況をもう一度見つめ直さなければならないという現実があまりにも惨めだ」。「私たちはこの10年間で多くを学んだはずなのに、また忘れ、同じことを繰り返してしまった。本当に残念でならない」。
パク氏の痛切な叫びは、その場しのぎの監督交代や戦術の変更だけでは、もはや韓国サッカーを救えないことを示している。「今こそ問題点をしっかり洗い出し、再出発するきっかけにしなければならない」という言葉の裏には、過去の失敗から教訓を得ず、無能な指導者を身内びいきで抜擢し続ける組織の体質への強い憤りがある。

組織の解体なくして再生なし、長く険しい道程
W杯での惨敗は、韓国サッカー界にとって劇薬となるのか、それとも完全な没落の序章に過ぎないのか。李大統領が言及した「体育行政改革の迅速な推進」が、単なる政治的なパフォーマンスに終わらず、真の意味での組織の浄化と透明性の確保につながるかどうかが今後問われることになる。
才能豊かな選手たちが再び世界の舞台で躍動し、歓喜の渦を巻き起こすためには、サッカー協会という巨大な組織の根本的な解体と再構築が不可欠である。長年にわたって蓄積された「身内びいき」と「腐敗」という名の膿を取り除かない限り、「同じことの繰り返し」という悪夢から韓国代表が目覚めることは決してないだろう。
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