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冨安健洋を冷遇?アヤックス監督が注目発言!「状態良いが…」退団報道も

冨安健洋 写真:アフロスポーツ

 アヤックス所属のFIFAワールドカップ北中米大会日本代表候補DF冨安健洋は、2日に行われたPSVアイントホーフェン戦で出番なし。退団の可能性も取りざたされる中、アヤックス指揮官が同選手の現状に言及している。

 問題は、欠場の理由がコンディション不良ではなかった点だ。ガルシア監督は試合後、冨安の状態について問われ「彼の状態は良いが…」とコメント。その上で「ピッチ上で最も良かった4人を教えてくれ」と逆質問し、自身の選択を正当化してみせた。コンディション不良による欠場が多かっただけに、これは質的に異なる「外された」という事実である。監督の目に映る序列で、冨安は現時点で5番手以下。その現実は数字よりも残酷に刻まれた。

 オランダ紙『アヤックス・ショータイム』によれば、PSV戦でアヤックスは今週から「2つのオプション」でのトレーニングを継続しており、選手たちも週の頭からその方針を把握していたという。冨安が外れたのは、突発的な判断ではなく、計画的な序列の結果。指揮官は少なくとも試合数日前から日本人DFを冷遇していたとみられる。

 財政面でも暗雲が垂れ込める。現地メディア『AD』の報道では、冨安はアーセナル時代に年俸500万ポンド(約10億円)を受け取っており、「アヤックスの給与体系には収まらない」と明言されている。契約は出場給ベースという特殊形態。クラブが大幅な年俸アップに踏み切る気配は、どこにもない。

 アヤックス番記者のフェルヴァイ氏が「慰留に全力を尽くすべき」と異例の訴えをしながら、ピッチでは使われない。この矛盾がまかり通っている限り、冨安とアヤックスの溝は埋まらない。監督のコメントを踏まえると、少なくとも今季終盤で必要不可欠な戦力とは言え無さそうだ。