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京都ユン・ソンジュンに追い風!FIFA新ルール承認へ!帰化で日本代表入りも?

ユン・ソンジュン 写真:アフロスポーツ

 京都サンガ所属の元U18韓国代表MFユン・ソンジュンは、日本国籍取得や将来的な日本代表入りの可能性があることで話題に。”第2の遠藤航”として評されている逸材は、すでに京都の主力選手として活躍しているが、その動向に新たな追い風が吹き始めた。

 海外メディア『Jリーグインサイダー』によると、FIFA(国際サッカー連盟)は各クラブに対して常に少なくとも1人の「下部組織出身(アカデミー育ち)」で21歳以下の選手を起用することを義務付ける新ルールの承認を目指しているとのこと。この提案はすでに一部メンバーとの事前協議で承認済みであり、2027年にもFIFA評議会に提出される見込みだという。

 ユン・ソンジュンは、まさにそのルールの”恩恵を受ける側”の筆頭格だ。

 同報道では、トップチームでほぼ継続的に出場機会を得ているアカデミー出身選手の代表例として、ユンの名が明記された。京都の下部組織生え抜きという出自が、FIFAの新基準において「理想のモデルケース」として機能しうる。

 一方で、ピッチ外でも状況は急速に動いている。

 一部情報筋によれば、ユンの日本国籍取得に向けた手続きはすでに完了。5月4日の誕生日を迎えた直後に正式発表が行われる見込みだという。日本サッカー協会(JFA)はすでに動いており、名古屋で開催されるアジア競技大会に向けてU21日本代表への招集計画を進めているとも伝わる。

 なぜJFAがここまで積極的に動くのか——答えは数字が語っている。

 2026年のJ1百年構想リーグでユンが記録した1試合平均タックル数は「3.2回」でリーグトップ。A代表で遠藤航(リバプール)、佐野海舟(マインツ)、藤田譲瑠チマ(ザンクトパウリ)と、機動力と対人強度を兼ね備えた守備的MFを重用し続けてきたJFAが食指を動かすのは、必然の帰結だった。

 決断の引き金は、1年前の体験にある。2025年4月、韓国でのU18代表トレーニングに参加したユンは強烈な違和感を覚えた。大阪生まれで日本の学校に通い続けた彼は韓国語が十分に話せず、コミュニケーションだけでなくプレースタイルの根本的な乖離にも直面。「スペースに入ってもパスが来ない」——京都の下部組織で叩き込まれた、相手ラインとの間でボールを引き出し素早くはたいてリズムを作るスタイルとは、まるで別のサッカーだった。10日間でたどり着いた結論が、日本国籍の取得だ。

 韓国メディア『スポータルコリア』はこの件を「韓国サッカーの悪者が登場」という刺激的な見出しで報道。「理解はする。だが許せない」——そんな複雑な感情が韓国国内に渦巻く中、FIFAの新ルール導入が現実味を帯びてくれば、ユンの”選択”は単なる個人の決断を超え、Jリーグにおける育成改革の象徴として語られることになるかもしれない。いずれにせよ、FIFAの新ルールにより、ユンの成長スピードが加速する可能性は十分ある。