
サックスブルーの名門が今、窮地に立たされている。2024シーズンに再び降格を味わい、昨季は3年ぶりにJ2を戦ったジュビロ磐田。2023シーズンと同様、1年でのトップカテゴリー返り咲きを狙ったが、序盤戦の6戦未勝利が響き5位でフィニッシュしJ1昇格プレーオフへ回ることとなった。プレーオフ準決勝では徳島ヴォルティスと対戦。前半のうちに先制点を奪い優位に試合を進めるも、ゲーム終盤に痛恨の同点ゴールを許し敗退が決定。今季もJ2勢としてEAST-Bグループで百年構想リーグに臨んでいる。
新指揮官として、これまでFC大阪やレノファ山口を率いてきた志垣良監督を迎えたが、思うようなシーズンを送っているとは言い難い。開幕戦も含め、PK戦での勝利も合わせると5つの白星を挙げているものの、90分間での勝利は第9節のヴァンフォーレ甲府戦と直近行われたRB大宮アルディージャ戦のみ。失点数こそ多くはないが、グループ最少得点という攻撃力不足が大きな不調の要因となっている。
だからこそ、かつてチームを支えた選手を求めるファンやサポーターが多くいても不思議はない。特に、今なお国内他クラブで活躍する選手たちは、身近な存在である分その姿を眩しく感じるファンやサポーターもいるだろう。ここでは、そんな磐田の現役OBたちを3名紹介する。
鈴木雄斗(湘南ベルマーレ)
2021年から2023年まで磐田に在籍していたMF鈴木雄斗。過去J1・J2の複数クラブを渡り歩いてきたが、磐田での3シーズンは極めて濃密なものだったと言える。
2021年は加入初年度ながら41試合とほとんどの試合に出場。8ゴール6アシストと存在感を示し、チームをJ1復帰へと導いた。2022年は自身としても久々のJ1だったが、30試合に出場するなど主力として躍動。6ゴール4アシストと数字も残したが、チームは無念の降格となった。J1クラブへの移籍も大いに考えられていたが、鈴木は残留を決断。2023年は再びJ2の舞台で38試合に出場すると、ゴール数こそ3にとどまったものの、アシストは10を記録。攻撃の要としての存在感を示した。
2024年に現在所属する湘南へ移籍して以降、数字の面では鳴りを潜めているが、シーズンを通して主力の座を維持し続けている。今季もここまで10試合に出場しており、経験値も相まって磐田在籍時以上の頼もしさを感じさせる。
J2では計259試合出場32ゴールと実績も十分な鈴木。再びJ1復帰を目指すクラブそしてファンやサポーターにとっても、その存在は今なお魅力的に映るはずだ。
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