
飯倉大樹
2人目は、今シーズンでプロ22年目を迎える大ベテランGK飯倉大樹だ。2005年に横浜FMの下部組織からトップチームへ昇格。プロ1年目の出場はなかったものの、翌2006シーズンには当時JFLのロアッソ熊本へ期限付き移籍し、リーグ戦26試合に出場。実戦経験を積んだ。
2007シーズンに横浜FMへ復帰すると、第29節の清水エスパルス戦でJリーグデビューを果たす。2008シーズンは出場機会に恵まれなかったが、2009シーズンからは当時の守護神GK榎本哲也(2020年現役引退)とのポジション争いを制し徐々に出場機会を増やし、やがて正GKの座を掴み取った。
足元の技術とセービング能力を兼ね備えた守護神として知られ、ビルドアップにも積極的に関与。GKでありながらフィールドプレーヤーのように攻撃参加するスタイルは大きな武器となった。一方で、その積極性ゆえにボールロストからピンチを招く場面もあり、そうしたプレーは「飯倉チャレンジ」とも称されている。
これまで12年連続でJ1リーグ出場を続けてきた飯倉だが、百年構想リーグではここまで6試合にベンチ入りを果たすも出場機会がない。若手GK木村凌也の台頭に加え、GK朴一圭の存在、さらに北海道コンサドーレ札幌へ期限付き移籍中のGK田川知樹の動向もあり、序列は不透明な状況となっている。特に、田川が横浜FMに復帰するかどうかは、飯倉の去就を左右する大きなポイントとなりそうだ。
木村卓斗
3人目はMF木村卓斗だ。横浜FMの下部組織から明治大学を経て、2023シーズンに入団。プロ1年目はJ1リーグでの出場はなく、カップ戦5試合に出場。同シーズン途中にJ3の愛媛FCに期限付き移籍し、右サイドバックとして18試合に出場した。足元の技術とフィジカル、豊富な運動量を武器に、攻守両面で存在感を発揮している。
2024シーズンはJ2のヴァンフォーレ甲府へ期限付き移籍。ボランチを主戦場に31試合2ゴール2アシストを記録し、攻撃面でも結果を残した。満を持して復帰した昨シーズンは、J1第6節のガンバ大阪戦で右ひざ前十字靭帯を損傷。長期離脱を余儀なくされ、シーズンの大半を棒に振る形となった。
今シーズンはここまで6試合に出場しているものの、ボランチの主力であるMF山根陸やMF渡辺晧太らの壁は厚い。それでも、3月22日に行われた川崎フロンターレ戦(5-0)では先発出場を果たし、攻守にわたって高いパフォーマンスを披露。相手の攻撃を封じ、完勝に大きく貢献するなど、レギュラー陣を脅かす存在となりつつある。とはいえ、今後の百年構想リーグで序列争いから後退すれば、2026/27シーズンに再び期限付き移籍となる可能性も否定できない。
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