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中島翔哉の”ベンチ動画”…西川周作も反応した浦和レッズ誹謗中傷抗議声明の真意とは

中島翔哉 写真:アフロスポーツ

 浦和レッズは4月7日、所属選手とその家族に対するSNS上での誹謗中傷行為が確認されたとして、抗議声明を発表。5日に行われた川崎フロンターレ戦では、元日本代表MF中島翔哉の振る舞いが話題を呼んでいたが、声明文にその名前は一切登場しなかった。

 ファン・サポーター等の間で話題になったのは、ベンチスタートだった中島を捉えた動画だ。陸上トラック上でペットボトルを空中に一回転させ、底やキャップを下にして着地させる「ボトルフリップ」に興じる様子が映っており、試合中のベンチということもあり、ネット上で急速に拡散した。浦和が川崎に敗れ、4連敗を喫したタイミングだっただけに、批判と誹謗中傷、それに同選手の退団を望む声が一気に噴出。動画は8日時点で削除されている。

 クラブが同日発表した声明は、選手個人への人格攻撃や家族への中傷を「人権侵害」と断じ、「警察への通報および法的措置を含めた対応も辞さない」と強い言葉で締めくくるものだった。昨年9月にも同様の声明を出していたクラブが、わずか半年あまりで再び同じ対応を迫られた事実は重い。

 この声明を告知したX投稿には、GK西川周作がリポストで反応。クラブの顔とも言えるベテランが自ら拡散に加わった行為は、一部サポーターの間で「選手側の意思表示」と受け取られ、話題を集めた。一方で、クラブは声明で中島の件に一切触れず、他の選手の名前も出さなかった。

 マチェイ・スコルジャ監督の解任論が相次ぐ中、チームの士気管理という観点からも、ベンチの「空気」をどうコントロールするかはフロントに問われている。誹謗中傷は論外であり、断片的に切り取った動画が拡散されることによるリスクが明るみに出た格好だが、中島の振る舞いそのものに対するクラブの対応も気になるところだ。