
日本代表のGK鈴木彩艶が所属するセリエAのパルマとミランの試合が11月9日に行われ、2‐2の引き分けに終わった。しかし、この試合で先発出場した鈴木は82分に相手と接触して負傷、左手の薬指&舟状骨を骨折し、手術が必要になるとさまざまなメディアで報道され、11月の日本代表への招集を辞退することとなった。
イタリアメディア『SempreMilan』によると、この試合で、ミランFWラファエル・レオンと、鈴木が、ミランの2点目につながるPKをめぐって激しい心理戦を繰り広げたという。同メディアは、このPKが完璧なものであったとし、鈴木がコースを読み切っていたにもかかわらず、レオンのシュートの威力と精度が非常に高く、ボールに触れることすらできなかったと伝えている。
同メディアによれば、PKの場面で興味深いやり取りが起きたようだ。ポルトガル代表FWのレオンがボールを手にした直後、鈴木が心理的な揺さぶりを仕掛けたようだ。映像では、鈴木がレオンを見つめながら右腕を伸ばし、何かを口にする様子が確認できる。唇の動きは読み取れていないようだが、意味は明確で「ここに蹴ってみろ」と挑発したと同メディアは伝えている。レオンはその挑発に応じ、自身の体の向きと逆方向へ強烈なシュートを放った。
レオンはゴール後に走って喜ばず、PKスポット付近で鈴木を見つめ続けた。これを察知したミランのDFマッテオ・ガッビアがすぐに駆け寄り、レオンを抱きしめて両者の間に入り、事態の沈静化を図ったという。
しかし、その場面はそれで終わらなかったようだ。レオンはゆっくりと後ずさりしながらセンターサークル方向に戻る途中で鈴木に「お前はコース予測し的中したが、止められなかった」と言葉をかけたと同メディアは伝えている。
両者の間で展開されたこの一連の駆け引きは、単なるPKではなく、プライドと集中力がぶつかり合う瞬間として注目を集めたようだ。
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