
埼玉スタジアム2002では、11月はじめにブルーノ・マーズと日本の花火がコラボレーションする新イベント『Bruno Mars Fireworks Show 2025』が開催。開催の裏で、同スタジアムの公園指定管理者に浦和レッズではなく、『公益財団法人埼玉県公園緑地協会』が指定されたことが関係しているとの噂が駆け巡る中、埼玉県議会議員の高木功介氏がピッチコンディション悪化の可能性に言及している。
高木議員は2日にXを更新。埼玉スタジアム公式Xアカウントの「準備万端です」「ご来場お待ちしております!」といったイベント来場者に向けた案内に対して、「こんなイベントあるのを知らなかった」と反応。「芝生が非常に心配。調査させます」と今後の方針を明かしたほか、一部ユーザーのコメントに対して「後日、結果をご報告します」としている。
当イベントでは、ピッチにグラウンドSSシート(13,000円)、グラウンドSシート(11,000円)、カメラマンチケット(20,000円)、車椅子席(13,000円)が設定。『株式会社ワーナーミュージック・ジャパン』によるリリース文では、「常設のスタンド席に加え、普段は入れないピッチ上に座ってショウが楽しめる、オリジナルの折りたたみクッション付きのグラウンドシートも設置される」と記されている。
イベント開催を巡っては、指定管理者が緑地協会へ変更されたことが背景にある可能性も。以前から指定管理に関する問題を追及している埼玉県議会議員の諸井真英氏が「埼玉県都市整備部、都市整備部公園スタジアム課所管である緑地協会との関係が深い埼玉県議が浦和レッズを指定管理者から外した」「その県議がイベントの開催を望んでいた」と主張する投稿をリポストしている。
なお、埼玉スタジアムでは12月6日に明治安田J1リーグの浦和対川崎フロンターレが開催される。スタジアムという公共空間は、地域の誇りであり、文化とスポーツの交差点でもある。ブルーノ・マーズという世界的アーティストと花火の共演は確かに魅力的だが、その輝きの裏で、施設管理や芝生保全といった地道な課題が軽視されてはならない。
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