Jリーグ

J1前半戦ベストイレブン!躍動の注目選手を一挙紹介【2025】

写真:Getty Images

6月14日~15日にかけて第20節が行われた2025明治安田J1リーグ。シーズンはいよいよ後半戦へと突入し、順位争いはここからますます激しくなることだろう。

前半戦では、新指揮官のもとで新たなスタートを切った鹿島アントラーズが途中7連勝をあげるなど勝ち点を積み上げ現時点で首位につけている。一方、下位に目を向けると、鹿島と同じく過去一度もJ2降格経験のない横浜F・マリノスが最下位と不振にあえいでいる。ここでは、そんな今季J1リーグ前半戦のベストイレブンを紹介する。


早川友基 写真:Getty Images

GK早川友基(鹿島アントラーズ)

前半戦での鹿島アントラーズが好調な要因として、得点ランキングトップを走る新戦力FWレオ・セアラの活躍やエースFW鈴木優磨の献身性、DF植田直通やMF柴崎岳といったベテラン選手の働きぶりが挙げられる。さらに、今季も守護神を務めるGK早川友基の活躍も忘れてはならない要素だ。

2023シーズンから守護神を務め続け、高いセービング力を武器に今季はここまでリーグトップのセーブ総数を誇っている早川。同じくリーグ最多となる9つのクリーンシートにも大きく貢献している。日本代表に名を連ねても不思議はない選手なだけに、後半戦での活躍も非常に楽しみだ。


古賀太陽 写真:Getty Images

DF古賀太陽(柏レイソル)

昨季は17位であわやJ2降格という厳しいシーズンとなった柏レイソル。今季は新指揮官にかつて徳島ヴォルティスや浦和レッズを率いた経験もあるリカルド・ロドリゲス氏を招聘。新戦力も多く獲得し新たなスタートを切っていた。

新監督の就任や補強の効果もあり、ここまで2位と上々の戦いぶりを見せている。そんな柏を攻守で支えているのがDF古賀太陽だ。新戦力も多い守備陣を統率する働きから、正確な縦パスで攻撃の起点になる役割まで高いレベルでこなし、チームの立て直しに一役買っている。後半戦でもチームの軸としての働きに期待したい。


荒木隼人 写真:Getty Images

DF荒木隼人(サンフレッチェ広島)

2022、2023シーズンは3位、そして昨季はリーグ2位とあと一歩優勝に手の届かないサンフレッチェ広島。今季こそは、との思いが強いチームの1つであることは間違いない。そんな広島の守備を支える選手の1人が加入7年目を迎えたDF荒木隼人だ。

圧倒的な空中戦の強さや身体の強さは外国籍選手にも一切引けを取らず、その強みはセットプレー時などにも活き、今季はここまでチーム2位の3ゴールをマーク。攻守で自身の持ち味を存分に発揮している。残りの19試合で悲願の優勝に辿り着くべく、守備はもちろん得点面でもキーマンの1人であることは間違いない。


安西幸輝 写真:Getty Images

DF安西幸輝(鹿島アントラーズ)

直近は2年連続5位でシーズンを終えている鹿島アントラーズ。今季は新指揮官に川崎フロンターレに黄金期をもたらした鬼木達氏を迎え、新たなスタートを切っていた。前半戦、そんな鹿島で最も多くのゴールを演出したのがDF安西幸輝だ。

ここまで19試合とほぼ全試合に出場し、鋭いグラウンダークロスなどで4つのアシストをマーク。左サイドから攻撃を牽引している。2018年に鹿島に加入し、途中海外での経験も経て今季が7シーズン目となる安西。常に上位につけながらも優勝を成し遂げられなかった悔しさを晴らせるシーズンとなるのか、引き続き注目だ。


熊坂光希 写真:Getty Images

MF熊坂光希(柏レイソル)

昨季の下位低迷から監督交代を経て、今季はここまで2位と好調な柏レイソル。多くの新戦力を迎えてスタートを切ったが、最も際立つ活躍を見せているのは2年目のMF熊坂光希ではないだろうか。その躍動ぶりは日本代表を率いる森保一監督の目にも留まり、6月に行われたFIFAワールドカップアジア最終予選のメンバーにも選出された。リーグ全体でも1、2を争う出世頭と言えよう。

185cmの長身を誇る大型ボランチで、守備だけでなく後方からのボールの引き出しなど前方とのつなぎ役も果たしている。残念ながら代表活動中に負傷し、後半戦を迎える柏にとっても手痛い怪我となったが、復帰後の活躍とさらなる成長が楽しみな選手である。

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名前大島俊亮
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