
かつて大分トリニータ、ガンバ大阪でプレーしていた元ブラジル代表選手のマグノ・アウベス氏は、2022年7月に現役引退を表明も、2025年2月に49歳で現役復帰。FCアトレチコ・セアレンセで息子のペドリーニョとチームメイトになったが、今もなお得点能力が健在だと現地で注目を浴びている。
同氏は2025年2月中旬にアトレチコ・セアレンセと正式契約を締結。ブラジルメディア『ge』で「現役復帰自体も注目に値するが、サッカーへの憧れ以上に特別な理由がある。彼は息子のペドリーニョと一緒にプレーする機会を得た」と報じられるなど、異例の現役復帰は話題になった。
すると2月22日に行われたセアラ州選手権シリーズB第4節では、巧みなボールタッチや裏のスペースを狙ったスルーパスから2アシストをマーク。現役復帰後初アシストを挙げると、3月13日開催の第5節ではペナルティエリアから右足を一閃。シュートはゴールマウス左隅に吸い込まれたが、『ge』などブラジル国内複数メディアが同選手の現役復帰後初ゴールを大々的に報じている。
なおアウベスは2004年から2シーズンにわたり大分でプレーし、2006年から2007年までG大阪の絶対的ストライカーとして活躍。G大阪時代の2006年にJ1得点王に輝いたほか、2007年にナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)のタイトルを獲得。通算115試合の出場で65ゴールを挙げるなど、Jリーグの歴代最強助っ人として評されている。
49歳での現役復帰、公式戦での鮮烈なパフォーマンスにより、日本でも注目を浴びているアウベス。サッカー界で例を見ない同選手の挑戦を、多くのサッカーファンが後押ししているはずだ。
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