サンフレッチェ広島は1月4日時点で、元ポルトガル代表FWゴンサロ・パシエンシア契約更新を公式発表していない。そんななか、同選手に海外移籍の可能性が浮上。数日以内にブラジル国内クラブと契約を結ぶという。
現在30歳のパシエンシアは、ポルトガル1部の強豪FCポルトの下部組織出身。アイントラハト・フランクフルト時代に日本代表MF鎌田大地(現クリスタル・パレス)とチームメイトだったほか、2023/24シーズンには期限付き移籍先のVfLボーフムで日本代表FW浅野拓磨(現RCDマジョルカ)とともにプレー。同シーズン終了後にボーフムを退団すると、セルタとの契約を解除し、広島へ加入している。
その広島では、キプロス代表FWピエロス・ソティリウにかわるストライカーとして活躍。J1リーグ戦8試合の出場で2ゴールを挙げたほか、AFCチャンピオンズリーグ2では3試合の出場で2ゴール。瞬く間にサポーターの心をつかんでいた。
広島と2025シーズン終了後までの1年半契約を結んだと報じられているパシエンシア。今冬の残留を期待する声が多いが、ブラジルメディア『ge』は4日に「ブラジル1部昇格組のスポルチ・レシフェとパシエンシアは、契約締結に向けて最終調整を進めている。近日中に公式発表の見込み」とリポート。移籍金の有無等は記されていないが、広島退団は決定的だという。
なお広島はすでにソティリウ、FWドウグラス・ヴィエイラ、MFエゼキエウの退団を公式発表している。AFCチャンピオンズリーグエリートと並行してJ1優勝を狙えるだけの陣容を揃えたいところだが、パシエンシアも退団するとなれば、センターフォワードの獲得は必至だ。
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